大河の中にありて
連休も終わりましたね、こんばんは。堂谷木工製作所です。
連休中は、制作の丁度合間ということもあり、
久々にデパートに展示会を見に行って、刺激を受けました。
今日の記事は『自分の今の想い』です。
木工。
求められているモノと、自分の作りたいモノとの差がありますね、非常に。
作り手としては、「提案」していく姿勢をモノに込めたいという、
エゴなんでしょうか、意地?
しかし、世の中では全く違うんですよ、感覚が。
そもそも、が違う。
大量生産大量消費だけが諸悪の根源のように語られますが、
作り手も受け手も、評論家も学者も、
時代のダイナミズムに流されたのかもしれません。
それは今となっては「昔話」。ここからなんでしょうけども、
だからと言って今日のハンドメイド自体が質を高めていくとは限らない、
「流れ」に「抗う者」が、時に大河の流れをも、捻じ曲げるかもしれない。
しかし、自分自身がその重責を担えるなんてことは全く無理で、
明日明後日の自らの生活を自分の木工にゆだねている、か細いその手腕に。
それでも大河に抗っていくだけの勇気と体力や資本…。無いだろうなぁ。
でもね、折角木工させてもらっているので、
まんまと時代の流れに流されないように、あがいてみようと思いました。
そんな秋の夜です。
少し家具系の製作品を増やしていこうかと思いますが、
とりあえず今月来月は、小物のアイデアを形にしていきます。
それでは、また。