近況など
蒸し暑い季節がやってきました。こんばんは、堂谷木工です。
久しぶりに近況などお伝えしようと思います。6月は2019年上半期の最後の月です。昨年よりも充実した上期です。いろんな意味でギアチェンジの時期のような気もします。もう一段階早いギアに変速すべき時期かもしれません。感覚的な話ですので、内容としては伝わらないと思いますが、6月はご注文いただいている仕事が幾つかあるので、結構気合が入っています。この調子が夏以降続けば、今年の秋にはとうとうン十代となる自分にとっての、ひとつの区切り時期のような気もします。
仕事としては、松を用いた家具として、デスクやダイニングテーブルをラインナップに加えることと、しばらくお休みしていた、杉を使ったレトロシリーズの再開も考えています。
製作の現場としては、製作品の加工精度を見直す必要があります。開業から丸2年が経ち、機械のメンテナンス、再セットアップを行い、加工不良を少なくして加工の修正や二度手間は潰さなくてはいけません。
新たな挑戦としては、塗装に関して時間とお金をかけて追及していく必要があります。技術の不足もそうですが、塗料のチョイスや工程についても、また、バリエーションの面でも、塗装による新たな提案が本来であればもっとできるはずです。
販売に関しては、現在はインターネット一択という状況で、今後もメインとしてその方針は維持しつつも、主に首都圏でのイベントによる実売活動もやっていかなくてはと考えています。これは、堂谷木工という、生身の人間の生業としての木工というものをお伝えする意味で、当方にとっては重要と考えています。
不安も相変わらずあります。何においても生産能力の弱さという問題を抱えたまま、現状の品質と単価をどこまで維持できるか、もしくは変えざるを得ないのか。月の生産高と販売額が、あるところまでは自己努力で少しずつは上げていけるとしても、どこかで頭打ちになる。その時にどう行動するか_。この問題はかなり早い段階で大きな問題として迫ってくると予想しています。
諸問題を上げるとキリがありませんが、何においても実のある製作品をお届けできなければなりません。お客さんにとっても、自分にとっても実のあることを成す。その方法も答えも、自分でもわからないですし、明日の自分でもわからない。数字の結果としては方向性を見いだせても、それが自分の木工という仕事においての方向性に会っているのかどうか。バランス感覚も問われます。判断のタイミングや判断スピードも問われることが増えるでしょう。
真面目に考えると眼が冴えて熟睡できないので、今できうる目の前の事を結局はやるしかないんですけどね。
それではまた。