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苦しい現状と工房の今後について

劣悪な画像ですが、上記画像の、特注品の制作が今しがた終わりました。

お客様の、とあるものを載せるラックです。

季節が進み、11月となりました。あっという間というのもの、もはや言い尽くした感がありますが、最近はご注文頂くことが増え、新たな課題が続出、というか、最初から問題満載で始まった当工房のツケがかなり来ています。

存続の危機とでも言いましょうか…。仕事があっても資金が追いつきません。数字は書けませんが、かなり苦しい状況が続いています。

一番の問題は、仕事が全くこなせない事です。生産能力が弱すぎて、月額生産高が、今年後半は平均して少し上がったものの、抜本的な対策が急務です。単価を上げれば生産金額は上がりますが、それは目先の対策ですし、価格を上げて販売していけるだけの営業力がありません。自転車操業です。

自分の中でできうる対策があと幾つかあります。自分の中の期限として、来年の7月まででこのままの状態が続けば、この工房を引き払い、賃料の安い場所への移動ならびに、しばらく休業ということも視野に入れています。

唐突に書く内容でも無いぐらいの結構深刻な話ですが、堂谷木工を止めてしまう訳ではありませんので、ずるずる生きながらえるよりも、スパッと判断して新たに立ち上がることも重要かと思います。もちろん、このまま努力してなんとか浮上することも挑戦します。現にほんの微々たるものですが、浮上しつつあります。

そんな切羽詰まった中において、今日の作業で初めて、自分の作りたい形、使いたい材料、表現したい塗装の3点が繋がった瞬間を垣間見た気がしました。自分の中の凄く微細な発光を見た気がしますが、暗黒の中での極めて微細な発光は、自分には久しぶりに心に熱が沸き上がりました。それが利益につながるかどうか、繋げて行く努力をしなければなりません。

努力、努力と言いますが、確かに努力はしていますが、全方向努力しているわけではありません。全く手つかずのやらなければならないことがまだ多数ありますから、それらに挑んでも全くダメだったら、当方は木工をやる意味はない、と判断するに至ると思いますが、止める気がしません。

自分の製作品のここ最近の不発においても、もう、先月まで焦りと不安と混乱で全く自分を見失っていました。およそ2週間経って、運営状況は以前変わらず性悪でありながらも、気持ちはかなり安定しました。というのも、休業を視野に入れたリトライという選択肢を前向きに考えたことも大きな要因です。敗因と呼ばれるものかもしれませんが、現在から過去を見ての敗因であっても、それを未来に照射すれば、それは改善と言えます。要は自分の捉え方次第、と言ってしまえばそれまでですが。

至って前向きに進んでいきます。浮上することを勿論願っていますが。

それでは、また。

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