製作品ページを更新しました

こんばんは、堂谷木工です。

10月末の製作品として、抽斗付きペン立てをラインナップに加わりました。今までの当方の製作品の中では、マトモな製作品の類だと思います(?)。

何の根拠でソレを作り、その形と大きさになったのか。その視点の欠落している製作品が多い今までの堂谷木工ですが、流石にそろそろ真面目になろうと思っています。真面目にならざるを得ない、まさにソレです。

今までは技術的に何が可能なのか、どういったことをやりたいのか、その試行錯誤が大きかったのですが、やりたい幾つかの方向性と、それを継続し、真面目に需要というものを考慮しながらアイテムを増やし、育てていくとどうなるのか。来年以降はその作業になりそうです。まだまだ挑戦したい方向性や技術や形はあるのですが、今自分がなんとか育てようとしている方向性で、利益がきちんと出るようになってからすべき事のようです。来年はきちんと利益を残していくという、当たり前の経営というものに、真剣に取り組む時期でもあります。

それではまた。

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近況など

こんばんは、すっかり秋の夜の堂谷木工です。

更新頻度が落ちていまして、すみません。なんとか生きています。

現在は広葉樹でペン立て(抽斗付き)を製作しています、今週か来週頭には完成しますので、またアップさせていただきます。

広葉樹で作られた家具なり小物は、やはり人気があるようです。クリア塗装だけでも、木の持つ色味や雰囲気だけで、お部屋に一つあるだけでも少し嬉しくなる気持ち、よくわかります。実際私の作る木工品なんぞは、ゲテモノでありますが、木の雰囲気によってかなり救われているようなもので、『木の魅力を十二分に引き出すことが出来る、まさに職人の心~』みたいな方とは真逆の存在です。自分がもし、一デザイナーだったならば、自分の仕事で生きていくことは困難だったと思います。まだ自分が考えたものを、自分の手でなんとか形にできるという部分において、なんとか生きている、そう思います。

年末に向けて、ご注文いただいています家具を形にすることが、今年最後の大きな仕事になりそうです。11月12月は、春に向けての家具系の動きも活発になるようですので、11月以降は家具に注力する前に、今は小物を作っておこうと思った次第です。しかしながら、家具系を作るにあたっての、自分の中のスタンダード素材となる樹木をどうするか悩み、先月、松を使ってみて結構気に入りましたので、松をメインにしていこうと考えています。しかしながら、家具用材となりそうな松の、安定的な確保に課題があり、材料屋さんを探すのに苦労しています。都心部での木工において、無垢材の仕入れ先がやはり遠くにあるということは不利ではあります。

小物のアイデア出しは、本当に苦労します。家具よりもアイデアが出てこないんです。『良いものってなんだろな?』っていう結論に至ります。それでもこのペン立ては、言ってしまえば『ただのペン立てだろ?』ですが、構想して試作して、自分が実際使ってみて、「いけそうだな」という感じで進み、それなりに構想から時間が経過していますが、温めていたアイデアの一つです。

ヒノキの小幅板を使って作るレトロ家具シリーズも、また来年から再開したいですし、ウレタン塗装したヒノキの小家具シリーズも、今月小棚をリリースしましたが、どうしてもウレタン塗装は単価が上がってしまいます。基材がヒノキで着色ウレタン塗装というアベコベ加減もありますが、あまり芳しくないシリーズです。『ヒノキの小割り板をベースに作れるモノ』という出発点自体が、製作するアイテムの発想の段階ですでに大コケしているのかもしれません。それでも、ヒノキの着色ウレタンの仕上がりは、一度実物を見て頂ければ、純粋に『綺麗だな』と思っていただけるだけの存在感は出ていると思います。その魅力(や、その木製品自体の需要)と価格が上手く処理されていない部分が、受け入れられない理由ではないかと思っています。

勉強するべきことが山ほどありまして、不努力な自分のツケでもありますが、結局は目の前の課題一つ一つをどのようにクリアするか、それが積み重なって次につながる。それが全てなんだと思います。つまりは、どれ一つ逃げることも出来ませんし、無責任な行動をすれば、必ず自分に還ってくるということで、毎日戦々恐々です。

それでは、またペン立てが完成しましたらアップします。

 

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製作品ページを更新しました

こんばんは、堂谷木工です。

年末に向けて、家具のご注文を頂きました。本当にありがとうございます。年内にお納めする方向で調整をしていきます。

隙間時間で、自分の製作品をまた一つ増やしました。ヒノキの多用途小棚が仲間入りしました。またしても小家具です。レトロ家具もまた作りたくなってきましたが、どうにもこうにも時間とお金という資源がいつも乏しいです。乏しいのか、貧しいのか、いや、その両方です。つまり貧乏です。貧乏暇ナッシング状態です。

今回の棚にしたって、特筆すべきものなどありませんが、手間だけはかかっています。それと、少しずつ木工が上手くなってきたような気がします。勘所が付いてきたというか。まぁしかし、作るモンが冴えなければ意味なしですけど。駄作を世に問うことを僕は止めません、決して。

今日も東大阪の極めて小さな木工所は、それでも前を向いて製作品を生み出しています。自分が生きている限りは、誰かの役に立つ『買って良かったわコレ』と言ってもらえるモノを世に送り出したい、ただそれだけです。それに伴ってお金が付いてきてくれれば、もっと夢が大きくできるのに。自分の力量でしか、風船は膨らますことはできません。大きく膨らませた分だけ、空高く浮上することもできるかもしれませんが、小さな風船でもいいから、萎まない努力を続けて、より長く飛行できる事の方が僕にとっては大事です。

職人の仕事は、一生かけて成す大事業であると感じます。完成形が無いんですから。

それではまた。

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