小さな戸棚完成しました
こんばんは、堂谷木工です。小さな戸棚が完成しました。
製作品ページに掲載していますので、ご覧くださいませ。
明日撮影して製作品として正式にアップ予定です。Creemaとiichiに出品予定です。instagramにもアップします。
武家屋敷みたいな色で、激シブです。最近は顔料も超微粒子で、染料と大差無い仕上がりのようですが、これは弁柄などで調色して塗布したもので、粒子もガッツリ木目に刷り込んでいるので、光の反射がなかなか渋い感じで好きです。色自体はどうなの?という方もいらっしゃるでしょう。ちょっと現代的なインテリアに組み込むには色的に…のような気もします。
自分で建具の手掛けを作っているのですが、何分ヘタクソすぎて笑えます。もっと勉強、いや、練習しないとダメです。結局上の画像の4つの手掛けは難ありで使いませんでした。途中で真鍮板を使い切ってしまったので買い足しに行ったり、それと、焼きなましして鍛金していなかったので、少しでも無理に打ち出ししようとすると裂けてしまって、何個も無駄にしました。
結局、焼きなましするためにバーナーも買いに行き、再度挑戦。焼きなましすると軟らかくなるそうですが、なんだか真鍮自体の弾力が失われてしまったような気もします。気のせいかもしれませんが。
成形、小釘用の穴あけ、素地調整などして完成。取り付け後に真鍮黒染液で染めました。
明日は撮影と、出品の事務処理などをしてから、この仕掛の本棚の続きをします。これもレトロチックなイメージを想像しています。塗色は小さな戸棚と一緒にしようかと思います。新たに調色を検討してもいいかもしれませんが、とりあえずこの武家屋敷みたいな渋い色が気に入ったので、これを採用します。
もう6月も終わりが近づいています。本棚まで完成させて7月に入りたかったんですが、展示会に向けた制作で尽力した反動で、なかなか本腰が入りませんでした。
僕には頑張るしか選択肢がありません。
ではまた。