ペン立て製作中

おはようございます。

あらゆる磨きの道具を駆使してペン立ては今、全体仕上げの作業を行っています。手で触れるところは全て一度は磨きが入っています。側面などは①素地仕上げ②部材磨き③組立後の目違い払いに伴う磨き④サンダーで最終磨き⑤角の曲面と側面の平面を滑らかにする磨きで、5回もの磨きを行います。

『手間がかかっているんだから高いよね』ということをお客様からお聞きすることがありますが、『ではなぜそこまで手間をかけなければいけないのか』をお伝えする機会がなければならないと思います。

きちんと作ろうと思するとそれだけの手間をかけないと自分の考えるクオリティまでいかない、商品にならないから、というところです。上でいう①は、部材の厚みを揃えて加工しやすくする工程、②は商品を作るうえでムラを無くすための作業、③は組立後にきちんとした形と大きさにする作業、④や⑤が最終的に商品に奇麗さを与える磨きです。機械化すれば手で作業する時間が無くなりますから、単価は下がりますが、個人工房で導入できる機械にも限りがあります。

お客様には商品のクオリティはそもそも大前提として備わっていなければならず、それ以外の点でお客様に魅力的に感じてもらえるようなものづくりや発信が必要だと思います。だからクオリティを保つための作業は手を抜けない部分であると言えますし、必要以上にやってはいけない部分でもあります。省くことのできる箇所は手を掛けない。これは『手抜き』とは違います。単価を適正にするためには手間を必要以上にかけてはいけないのです。やらなければいけない処置を怠って「やりました」と言っているのが『手抜き』です。

ではまた。

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車の修理

おはようございます。当方が仕事で使っている車は、日産のバネットというディーゼル4WDのバンなのですが、エンジン及び吸排気系の不調に悩まされ続けています。ディーゼル車を選んだのは燃費節約ではなく、ただ単にエンジン音が好きだからです。この車はマツダのボンゴのOEMで日産から発売されたものです。走行距離13万キロ、11万キロの中古を買ったのですが、前オーナーがそろそろ不調が出始めた頃に手放したんだろうなぁと思います。

割高感のかなりある100万程で購入しましたが、DPFやインテークマニホールドなどの交換費用やエンジン分解清掃などで今までに50万ぐらいはかかっています。今回が最後の大型出費になると思いますが、今回はエンジン不調の原因の本丸であるとされる燃料を噴射するノズルと解釈していますが、インジェクターの分解清掃(交換が必要な場合もあり得るとの事でした)になります。

大阪の四条畷市にあるカーショップGRESさんに依頼しました。ディーゼル車のインジェクター洗浄を行っているということで、高評価のショップということで依頼しました。日産に見積もりをお願いしたところ、新品への交換で34万との事でしたので、さすがに苦しいので今回は洗浄ということでお願いしました。

30万キロは乗りたいところです。この車は全体的にコンパクトで小回りが利くところ、パートタイム4WDのマニュアル車でディーゼルという、雪道にも強い(と思っている…)ところが、仕入れ先である岐阜県飛騨地方への遠征も行けるということと、何よりも荷室が広く2.2mの材木が載せられる点が何よりありがたいのです。

このような車がどんどん作られなくなり、もはやハイエースかキャラバン、タウンエース、軽バンしか無いというのはどうなんでしょうか…。タウンエースは荷室が狭く、導入するメリットがあまりありません。荷室の広さだけを考えたら、タウンエーストラックに幌を付ければ良いかもしれません。確かに商売の上では正しいのかもしれませんが、取り残されているユーザーもいる気がします。

ではまた。

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12/14ワークショップ開催

こんばんは、堂谷木工製作所です。

年末も差し迫る12/14ですが、今年の7/27に開催しました「丸太からスツールを作ろう」ワークショップを開催いたします。現在、かわかみ源流ツーリズム様にて参加社さま募集中です。

左のようなスツールを製作していただきます。このスツールの前回の動画は、こちらからご覧いただけます。(かわかみ源流ツーリズム様のYoutubeチャンネル になります。)

午前2時間~お昼休憩~午後2時間の4時間工程のワークショップになります。本当は丸太を割るところからスタートしたいところですが、時間の都合である程度当方で加工したところからのスタートになります。

今回のこのワークショップ、前回と違うところは、前回から開催場所を変えて当方の工房で行います。普段実際に木工製作をしている現場で、寒くなってくる時期ですので薪ストーブを時には囲みながら、楽しく開催できればいいなぁと思っています。

参加者様は前回は夏休み期間中ということもあり、お子様と親御様のご参加の方がほとんどでしたが、大人の方おひとり様の参加でも構いません。もちろん親子でのご参加、お友達とご参加も大歓迎です。

今回も、製作サイズを2タイプから選べます。上の画像右のオリジナルサイズと、左側のロングサイズです。(価格差が発生しますので詳しくはこちら詳細をご確認ください。)

前回のこのスツールのワークショップでは、ほとんどの方で時間が最後余ってしまいました。今回はオイルフィニッシュのオイルを塗装していただこうと思います。オイルは亜麻仁油で食用油ですので、塗布後3日ぐらいはペタペタしますがその後乾燥します。手に付いても落とせますし、万が一口に入っても全く問題ありません。

それでは皆様のご参加お待ちしております!

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発売予定

おはようございます。11月からの向こう3か月の発売予定です。

  • 【改良版】ペン立て(サクラ/クリ/カエデ)…11月中
  • 【新作】角盆2サイズ(サクラ/クルミ/ツガ)…12月中
  • 糸巻きスツール(クリ草木染/ツガ/ツガ着色)…1月中                                   

時期が後ろにずれる可能性はありますが、お届けできるように頑張ります。月に1点は最低出品したいと考えていますが、当方では現在請負製作業務も行っているため、そちらの仕事の注文数や時期によって、自身の製作品の発売が遅れることが常態化しています。これは良いことではありません。

少しずつでも諸問題を解決していこうと思っておりまして、まずは商品をお届けする際のパッケージやご案内をきちんとしたものにしていこうと動いております。

お客様には直接関係しないところでは、ロゴマークをもう少しバージョンアップしたものにします。ロゴが完成次第、商品にロゴマークが入れられるようにしたいと考えています(目立たない箇所に)。

ではまた。

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朝焼け

おはようございます。

霧とも雲ともいうようなものが山々から湧き出して、朝日に照らされています。

多雨地域であるこの吉野地方には、杉檜の生育にこの多雨地帯が適しているのだと思います。吉野材は目が細かく発色がきれいです。杉といっても地域差がかなりあり、(そもそも遺伝的に十数種類にわかれるそうです)目の細かさや色艶にも差があります。

杉の美しさを語っても、「そうなん?」で終わってしまう。価値を語るだけで買ってもらえる時代ではありません。どうやったらその美しさを現代の価値観に合わせられるか。

そこがものづくりの本質のような気がします。わかってくれる人にだけ届ければよい、というのは、先細りでしかありません。お客様と一緒に価値を見出していく、そういう仕事をしなければと思いますが、どうしても作り手は自分の都合で作りがちです。

ではまた。

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ツマミを真鍮に

おはようございます、堂谷木工製作所です。

当方の引き出しには今までは自分で作った木製ツマミを取り付けていましたが、近日再販するペン立ての引き出しに使用するツマミを、真鍮加工業者さんに依頼して特注で作ってもらうことを考えています。

開業直後に製作した小さな5段の引き出しがあったのですが、それはツマミを錫を型に流し込んで鋳造したものを取り付けたりしていました。結構楽しい作業でした。錫は錆びないため、ツマミにしても経年で変色するといったことが起こりにくいです。真鍮はピカピカに磨いても経年で褐色から黒っぽくなってしまいます。

金属素材を取り付ける際は、やはり金属素材にも何らかの素地仕上げや意匠的加工を施すべきだなと当方は考えています。最近よく木工作家さんが椅子やスツールの部材の一部を真鍮やステンレスの丸パイプや丸棒を取り入れているのを見かけますが、素材のまま使用してあると手の込んだ木部とのバランスが釣り合わないような気がします。

おっとこんな時間で。。ではまた。

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朝活

おはようございます。

この当方のサイトはWordpressを使って運用していますが、2017年に独学でなんとか導入してみたものの、現在改めないといけない部分が多々あり、今後少しずつ改修してまいります。

ある日突然当方のサイトにアクセスできなくなった、表示されなくなった場合は、改修途中で深刻なエラーに遭遇しているんだとご想像ください。

このサイトの改修も朝活の一つですが、仕事上お客様に立体的に商品をご提案できるように、現在3D CADを習得中です。2D CADは使用できるのですが、お客様に三面図を見せても??という感じなので、どのような形になるのかをぱっと見て理解していただける3D CADが必要だなと常々思っていました。また、3D CADで設計できるようになれば、曲線を多用するような造形物の設計も臆することなくできるようになります。

2DCADを使って設計する癖が付いているので、完成物がどうしても箱形状や脚モノでも簡単な構造のものを設計しがちになってしまいます。もし3D CADが習得できれば、製作方法度外視するような造形物を考案し、それを技術でどう表現できるか、みたいな、より挑戦的なものづくりができるようにしたいと考えています。

とはいえ、2D CDAでパパっと設計したほうが早くて製作する際に図面として作業に取り掛かりやすい側面もあるので、使い分けができるまでになれればと思います。とにかく、コツコツやっていきましょう。

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できることをコツコツやる

こんばんは。堂谷木工製作所です。もう全く更新していなかったこのブログですが、改めて発信していく重要性を感じ、またコツコツ再開することにします。

現在、当方の製作品の新作や再販の販売がとても円滑にできているとは言い難い状況です。それは何故なのか。当方の時間の使い方の問題もありますが、プライベートで家族が増えたことで時間がより一層仕事に充てられなくなるのもありますが、何よりも加齢によるものではないだろうかと思います。

自分の作業風景を映像に撮って初めて見返した時の衝撃を今でも忘れません。すっごく遅い。その動作と動作の間に明らかに判断を迷っているような時間があったり、何よりも自分の頭の中ではせわしくてきぱきと作業しているイメージが、実際はとてもスローで、まるでナマケモノのよう。それが加齢によりますます鈍ってきているのです。

唯一数年前の自分より勝るとすれば、経験によって得られた『それをやるとドツボにはまる』という、致命的な事態に陥るようなことが減ってきたこと。あと、なんとなくその場で何が必要で何が重要かがわかるようになってくる。

年々、日々失っていくもののほうが多くなっていくのでしょう。インプットを全くおざなりにしていること、自分の技術ではなく、仕事全体のクオリティを上げることへの努力が全くおろそかになっていると気付いた自分は、とりあえず今すぐにでもできることとしてブログを書いていこうと思ったのでした。

自分が昔書いた記事に、今できていること、今失ってしまったものを発見できるブログ。自分の日記だと思って、今日この日からまた始めます。

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新しい製作品を掲載しました

お久しぶりです、堂谷木工製作所です。当方の動画をご覧頂けましたでしょうか?あの動画は、この村に来てから知り合った動画編集を生業にしようとする20代の方に撮影/編集してもらいました。自身でも動画を出していましたが、ちゃんと技術を学んだ人にやってもらうのは大事だなと痛感しました。堂谷木工製作所のロゴも、彼によるものです。

製作は来年からは、積極的に行っていきたいところです。過去に販売していたアイテムに縛られて、新たに新作を出すということもかなり滞っていました。いつか時間が来たら、じっくり煮詰めたものを出そう!という考えでしたが、結果それが行動の遅さと実績面で結果を得られていないことに気づかされ、下手でもいいから、動画やSNSを織り交ぜて、自分のやっていくことを見て頂かないといけないと思いました。未熟でもいいから伝える努力をする!でも、やるからにはちゃんと自分の意思がしっかり乗ったものじゃないと、形式だけ発信するだけでは何も伝わらないだろうなぁと思っています。

思うように進まないのは、周囲からの依頼に応える機会が増えたことによるもので、それはとても良い事じゃん!と、その中でも前に進もうとすること、新たな試みに挑戦する事、それが周囲にまた波及する、良い循環ができる、そういう仕事の仕方をしていきたいと思っています。

懲りずに今後ともご期待頂けますと幸いです。ありがとうございます!あ、末筆ですが、商品ページに新たなアイテムを追加しましたのでまたご覧くださいませ。

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サイトデザインを更新しました

こんにちは。堂谷木工製作所です。

梅雨の晴れ間、蒸し暑い晴れの日となりました。表題の通り、サイトのデザインを更新しました。

堂谷木工製作所では、いま、新作の製作に向けて準備を進めています。長らく新作品も出せておりませんでしたが、移転して2年目、製作環境も整い、自分自身の環境も整いつつあり、新生・堂谷木工製作所のスタートが切れそうです。

また何かあればご報告させていただきます。

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