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再販しました

A5引き出し 使用シーン

おはようございます、堂谷木工製作所です。

今年ももうすぐ終わりです、12月に机上小物系2点を再製作しました。いずれもご予約頂いておりましたが、長らく品切れ状態でした。iichiさま、Creemaさま、minneさまの当方のショップ内で販売しています。

商品の画像を工房の2階で撮影するのですが、開業当初は白背景紙と照明で撮影していました。小物の撮影はそれでも良かったのですが、家具ぐらいの大きさになると、引きで撮影するには狭すぎて上手く撮影できないなどの問題や、照明の当て方や器具自体を厳選する必要があり、ほぼ断念しました。最近は自然光+補助で照明を当てて撮影しています。採光が西の窓で、撮影時間はだいたい午後になります。春~秋は太陽光の角度が良いので、時間帯によって上手く撮影できるのですが、冬は日がかなり南に傾斜していて、なんだか上手く撮影できません。今回の抽斗の撮影も、2回ほどやり直ししましたが、どうも納得できるものではないので、またチャンスを伺って再トライする必要があります。撮影と販売サイトの画像の差替えなどの作業で結構時間がかかりますし、塗装が乾いたらだいたいその翌日は撮影日なんですが、あいにくの曇天や雨天などになると、もうお手上げです。モニター上の商品の印象がかなり重要ですので、撮影には神経を使いますが、満足できる結果はなかなか得られません。

ヒドイ画像でも、出さないよりはマシですので、一日でも早くネットショップに在庫を上げたい時などは、そのまま出しますが、販売先様の運営の方もご覧頂く際に、特集などでピックアップしてくださるのはやはり画像の見栄えなので、撮影環境や撮影の工夫、基材の充実などはまだまだ課題が満載です。ヒドイ画像でもご購入してくださる寛容なお客様に救われております(汗)。それでもお届けするモノ自体は『画像よりもステキ』というご意見を頂戴しますので、まだ良しとするところでしょうか。

長期間の品切れを一気に挽回すべく、1回の製作台数を多めに製作することをこの半年ほどで挑戦しました。と言っても個人で製作できる台数なんて知れていますが、少しずつ在庫を増やしている効果が出始めてきました。昔、書店員をしていたころに『売れ筋は旬のものだから品切れにしない、品切れになる前に即補充をかける』という教えは、教訓としてはわかっていても実際製作が追っつかないなどの製作と販売の両者を担当するとなると、なかなかむずかしいなぁと思います。半期や3か月毎に生産計画をもっと綿密に立ててそれをきちんと期日内に実行できる能力も必要です。当たり前ですが、自分の処理速度を自分で把握していないと駄目です。再製作を3回ほど行うと、一応の作業時間の基準が出来ますが、新作第一号などははっきり言って試作ですので、製作時間がすごくかかったり、逆に1台だけの製作でササっと作ってしまい、いざ量産となると1台ではさして苦労なくできた加工が、しっかり治具を用意して製作しないと場当たり的な加工になって時間がめちゃくちゃかかるなどの場合もあります。

新作でも3~5回再製作して、はじめて適正な製作時間と価格が決まったりしますので、単発のオーダー品などは利益がほとんど残りません。お客様にお見積もりの段階で結構絞ったお値段でお見積もりを出すので、あとあと泣きを見る事が多いです。まだまだ勉強が必要です。まぁ高すぎる見積もりを出して、実際の価格よりも過剰に請求するようなことは一切ございません。(ここでは証明もできませんが、ホントに無いです。)商売に関してはド素人です。そりゃあ運営も苦しいはずです。

そして、販売にあまり前向きでないアイテムなのですが、ペン立ての姉妹品の小物入れも販売先様にアップしました。ペン立ての二番煎じみたいであまりまえむきではないのですが、ペン立ての上部を切って丈を短くして小物入れにした、という構想の小物入れです。ただ、製作に関してはペン立てと全く同じ工程をしますので、本当は価格差がほとんど出ないところなんですが、お客様視点で考えると、『なんでこんな小さい小物入れがペン立てとほぼ価格が変わらないのは…』と思われると思い、価格面でも利益を圧縮して販売としました。ただ、モノとしては単純に可愛らしいと思います。机上にあると何かと輪ゴムやクリップ類などをとりあえず投げ込めます。(実際試作品は当方のデスク上でそのような使用をされています。)実用重視の製作品が多い当方のラインナップの中にあって、結構ユルい設定のアイテムです。

ということで、まだ年末まで製作の山をあと3つほど越えなければなりません。一つの製作品が完成すると、結構気が抜けます。再起動するまでがなかなか大変です。また新たに完成しましたら記事更新します。

それでは、また。

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