ひとり木工品メーカー
ひとり木工品メーカー
こんばんは、堂谷木工製作所です。立て続けに投稿させていただきます。
表題のスツールを、久しぶりに再販いたしました。販売先リンクからご覧いただけます。
奈良県に移転して、初めての再販品です。2023年を迎え、このあとA4サイズの引き出しなどの再販も近日行います。移転時期を前後に、長らく品切れしていた製作品も徐々に再販してまいります。
ただ、誠に申し訳ございませんが、各種、値上げの方向で価格面の見直しを行っております。製作の効率化がこれ以上不可能な製作品については、自身の製作できるキャパと掛けている手間とのバランスから、いままでの価格では継続していくことが不可能であると、はっきりと答えが出ましたので、今までお求めくださったお客様方々には、同じ価格でのご提供は今後は出来なくなります。
再販売よりも、新作商品をご期待頂いているお客様もいらっしゃると思います。今までのテイストと、少し違うものも模索していくつもりです。2023年は、本格的に製作に向き合っていく年になりますので、もし宜しければまたご期待板だけますと幸いです。
大変ご無沙汰しております。堂谷木工製作所です。2022年4月から、奈良県吉野郡川上村に移転し、製作活動を再開しておりましたが、移転と移住にともなう様々なことをクリアしながらの製作ということもあり、本格的に自身の製作物に向き合えたのは、昨年の9月からやっと、という感じでした。
画像の『ちいさな光のお厨子』の製作に、かれこれ3か月も要してしまいました。真鍮部品を自分で製作しながら、自身の更なる技術向上に取り組みましたが、反省点と課題も多かったですが、なんとかこの世に誕生させることができました。
最大の特徴は、背面、側面（もちろん、前面からも）光を取り入れるようにしました。照明器具を仕込まず、自然光で厨子内部を明るくしたかったので、天板の形状を工夫し、スリットから光が差し込むようにしました。
塗装は草木染で発色させた後に、カシュー塗料で塗装しています。実験的な意味合いも強いですが、凛とした佇まいは表現できたと思います。当方のオンラインショップBASE店のみで販売中です。
ただ、自分の目指すものづくりの方向性が、こういった細密を極める木工とは違うとも気づかせてくれた製作物になりました。堂谷木工製作所の第一幕の総まとめのような作品になりました。