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工房から

こんばんは、堂谷木工です。

W1200 H440 H406

画質が最低ですが、幅1200ミリのローボードを製作しています。注文が入ったわけではなく、当方の製作品、つまり、新作です。か弱い、か弱すぎるクソ木工所が、立米単価30万近い材料を使って、売れるかわからない、しかも売れない確率の高い高額なローボードを製作しているのです。

総無垢のアカマツ材を使って、大入れ仕口で重量も相当ヘビー級。無垢材板組み家具の贅沢さと限界、ここに極まれり。
仕口はコレ、何て言うのでしょう?アラレ組み?で処理。

その無謀さに、自分としてはアッパレ、ハラショー的な自爆行為に、何らたじろぐでもなく、微動だにしません。『やらなければならない、作らなければならないもの』と、まったく動じません。不動です。見つめる先は完成のみ。孔が開くほど凝視する完成というゴールは、実はゴールではなく、新たな方向性や可能性へのスタートライン。そして、完成しても売れることも無く、そちらも不動でしょう。そんなこたぁどうでもいいのです。いや、どうでもいいわけなどあり得ません。全くクソマジメに、ため息が織りなす眉間にシワ。疲労の末に、本日なんとか空木組みしてみて、やっぱり作り続ける事、挑戦し続ける事、打算で活動しない事の尊さ、清さ、潔さ、自分らしさこそが、堂谷木工という個人工房としての『コア』、『ハードコア』であること、確信であり革新であり続ける事、死ぬまで投げ続ける事、結果は知ったことじゃねぇ、あくまでやれることを可能な限りやり続ける事、やらぬ者、挑戦せぬ者が俺を笑おうが、酒の肴にしようが、そんなこと構わねぇ。むしろ、あざ笑えよ、と言わんばかりに、全力でバカをやり続ける。それこそが堂谷木工であると、まさにここに記すわけです。

それでは、また。

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