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小抽斗完成

こんばんは、堂谷木工です。

今日小抽斗6台完成しました。明日正式に撮影します。

ちょっとpopすぎるというか、少しだけpopにしようとしたところ、ガチpopになってしまいました。さじ加減がまだ出来ません。しかし、面白い製作品になったと思います。まだヘタクソなところや、材料の見極めが出来ていなくて、反ったり膨らんだりしているものもありますが、問題ないレベルではあります。側板は杉の12ミリ厚で、吊り桟式引き出しにしていますが、吊り桟式だと、周囲ぐるりと裏板だけのシンプルな構造となり、組み立てや加工が楽ですが、強度的に、杉で吊り桟式の限界だろうなと感じました。抽斗の間に仕切り板を入れたほうが、全体の剛性も増しますし、手間はかかりますが、側板をもう少し薄くできるでしょうし、見た目的にも安定感があるような気がします。吊り桟式の、前板が連続して並ぶ姿は軽快で気に入っているのもありますが、抽斗のサイズを目一杯大きく取れる利点もあります。間に仕切り板が入ってしまうと、板の厚み分だけ引き出しの高さは低くなってしまいます。当方が制作した小抽斗は全て吊り桟式です。

今回も弁柄と松煙を用いました。今回は杉の美しさを知ってもらいたくて、蜜蝋ワックスで仕上げたクリア色仕様も作りました。美しい木目を着色で潰すのか?いいえ。着色によって木目が透けて見え、品のある雰囲気になります。

桧より杉の方が面白いですね。今度は松をつかってみようかと思います。抽斗に松を使う…、タブー的な感じですが、どんどんタブーを犯そうと思っております。ヤニ問題をどのようにクリアするか、楽しそうです。松の木目は杉以上にカッコイイです。しかも、目の粗い松を外側に使ったら面白そうです。(と、もうすでに次の小抽斗のことを考えて…)

それではまた。

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