一時的にただ食器を収納するだけでよければ、耐久性や造りなどをさほど気にすることは必要ないかもしれません。しかし10年後20年後、不要になり手放すことになった時、それが粗大ゴミになるか、もしくはリユース品になりうる財産の価値があるのか…。当方は、その家具が財産としての価値を保ち続けられるような仕事をしています。食器棚をご検討の際は、是非ご検討くださいませ。
こちらの製作品は、オーダー製作品になります。納期や価格等ご要望をお伺いしてお見積もり(無料)させていただきますので、お気軽にご相談くださいませ。
◎基本サイズ◎
最大幅:850ミリ 最大奥行:400 最大高さ:850(台輪装着時)
収納庫内寸 幅:810 奥行:365(扉閉時) 高さ:630
棚板ピッチ:50(8段階) 棚板奥行:320
引出内寸:幅:370 奥行:340 深さ:105
◎仕様など◎
画像のものは、国産クリ材を使用し、ブラウン塗色後オイル塗装したものです。合板は一切使用していません。伝統的で堅牢な指物技法で製作しています。扉は作例では板戸ですが、ガラス窓でも製作可能です。扉の基本デザインは『日の字』形で、中央に横桟が一本入ります。スッキリ見える『口の字』形の、横桟ナシでも製作可能です。棚板3枚付属します。
参考品の建具は開き戸(扉)ですが、引き戸にすることも可能です。
引き戸の場合、手前側と奥側の建具の厚みにより、奥行が若干狭くなります。
フロートガラス(いわゆる透明ガラス)からパターンガラスなど、ガラスもいろいろなものを採用可能です。。
塗装は基本ご覧の着色オイル塗装の上からブラウンワックスの塗布仕上げです。ツヤ感は、ほんのりツヤがある程度です。着色をせず、クリアオイルだけの仕上げも可能です。
食器棚引き出し無しBタイプを重ねて、本格的な大容量食器棚にもなります。(末画像)。連結時の最大高さも1660ミリと低め。圧迫感もなく、最上段の出し入れも楽です。
AとBを同時にお求めの場合は、基本的にAタイプ(引き出し有り)の天板に、画像のように連結用ナット埋め込み処理をします。A単品でのお求めの場合は、連結用ナット工事は行いませんので、天板にはナットが埋め込まれた穴が出ません。
本体は台輪という、脚(枠)を装着しています。ホコリの侵入や湿気から守るためのものです。台輪と本体はネジによって固定されていますので、ABを重ねて使用する際には、一方の不要な台輪を取り外して重ねます。
引き出しは2杯、引き出し内部はヒノキ材で製作します。
取っ手もこちらの参考品では自作の木製のものを取り付けていますが、市販の金属製の取っ手や、ツマミにすることもできます。