2018年を駆け抜けたこと
今更文面で振り返るまでもなく、今年は濃い濃い一年でした。まだ結果は伴っていませんが、今まで自分がやってきたこと、撒いてきた種が何らかの形で確実に発芽し、それを育てるのか、摘み取ってしまうのか、自分の想像通りに発芽したものもあれば、全く想像だにできなかった場所で発芽するような、そんなことが沢山経験出来ました。
今年の自分は、まさに『手探り』でした。実験的なことを多くやってきましたし、自分の中での方向性が明確に自分の中で声に出して言えるような、文章化できるようなものになりつつある、そんな一年でした。
来年は『育てる』一年にしたいです。自分自身の技術的なことよりも、堂谷木工製作所の“内容”たるものを、少し煮詰めて、それを伝える方法をさらに学んでいく年にしたいです。
“伝える”方法の部分で、全くの素人です。画像、魅せ方、演出…。堂谷木工のラインナップの一覧のようなものもありませんし、日々どんな仕事をしているのか、それも全く発信できていません。このブログ記事も更新頻度が低いです。instagramの効果はやはり現代ではかなりあるようです。当方は開業時から、ネット依存度の高い運営を行ってきました。販売もそうですし、発信もそうです。いやむしろ、ネットがほとんどです。それが良い悪いなどの話は全くナンセンスで、自分としては道具として有効なものは存分に使おう、ただそれだけです。
来年は関東圏でリアル出店を何度かしたいなぁと思います。リアル出店で得られるものはやはり大きいですし、堂谷木工としてのアクションを大きくしていくためにも、リアル店舗やリアル販売への挑戦は、ごく僅かに余裕がでてきた来年からは挑戦可能(というか無理してでも入れ込んでいきたい)です。まぁ今年は、全く余裕がない一年でした。カッツカツというか、精神的にもとても落ち込んだ時期もありました。『独立しない方がよかったかなぁ…』なんて思うこともありました。
今年撒いた種が、来年以降芽を出し、いずれ収穫できるようなものになるかもしれません。だから今日明日結果がどうであれ、ひとつだけ言えることは、種をまき続ける事を決して止めてはならない、躊躇してはならないということです。一つでも多く作り、ひとつでも多く試す、そして、やる前から結果を悲観して挑戦しないようなことはしない、バカであり続けること、バカをやり通すことを恐れず、執念を持ち続けて挑戦を止めない事、それに尽きます。
当方の製作品をお求め頂いた方々、お問い合わせいただいた方々、見捨てずに当方のワガママにお付き合いいただいた方々、本年は誠にありがとうございました。 そして厚かましくも、2019年も何卒お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。
堂谷木工製作所 堂谷孤空