松の長テーブルw1200

w:1200 d:446 h:720

長野県の90年生の赤松を使って作った長テーブル。クラシックでシャープな雰囲気のテーブルを作りたいと思っていたものが形になった。

天板はハギ板だが、木目の美しさと上品さは、日本の木材ならではであると思う。板目だともっと荒々しい表情になるが、柾目だとこのような上品な雰囲気になる。

面処理は、陰影がくっきり出やすい面を多用した。脚は八角形とした。旋盤で丸脚にする方が楽であるが、当方の旋盤では長さが無理である。

このデザインを基本として、ダイニングテーブルなども手掛けたい。

輸送時の容積を減らすため、脚をジョイント式にした。手間は余分にかかるが、製作時や輸送時にコンパクトで扱いやすく、脚の成形もし易くなる。強度が幾分心配であったが、高ナットと寸切りボルトを長めに仕込んだ結果、強度面は全く問題ない様子。

赤松という素材を本格的に使った製作品となった。上品さも豪快さも出せる松の魅力の片鱗が垣間見れたが、松はやはり経年変化の期待が大きい。クリアオイル仕上げだが、年々どのように変化していくのか、手元に置いて観察したい気もする。

ありきたりの形のテーブルではあるが、素材の良さを生かす形になっているかどうか。それが一番その製作品の魅力を引き出すポイントだと、改めて感じた。デザイン云々に拘泥して自分を見失い、何よりその木の表情をどう伝えるかを全く考慮していなかったここ最近の中で、自分の中ではブレイクスルーを見出した製作品となった。

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