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製作品のページを更新しました

こんばんは、堂谷木工です。1月中に完成させたかったハンガーラックですが、2月になってようやく完成しました。以下の2作品です。

ハンガーラック幅620

ハンガーラック幅1000

ハンガーラックは今までは、バーの幅1000ミリのものを標準としていましたが、今回幅620ミリのものを製作してみました。こちらの方が定番になるかもしれません。

iichi Creema minne の各サイトの当方のページに詳細を載せておりますので、よろしければご覧ください。

今日は撮影から始まって、販売先サイト様の更新、ウェブサイトの更新など、結局ほぼ一日更新になりました。撮影も、カメラの限界(か自分の能力と技量の不足)、光の当て方や光量の不足など、なかなか思うようにいきません。当方、コンデジで撮影しており、オートフォーカスだと光量が不足気味の中ではピンボケが多発し、よりによってハンガーラックのような、中央に空間のある家具では、大きさがある割にどこに焦点を合わせていくべきかカメラが迷うようで、やはりきちんとしたカメラで(せめてピントだけでもマニュアルで合わせたい)撮りたいです。光源もショボくて光量も少なく、撮影には照明がめちゃくちゃ大事だとつくづく感じる今日この頃です。

ナイナイ尽くし、稚拙な技術の中にも、真剣に取り組めばベストは出せますので、今はそれで耐えるしかありません。

もうすでに2月に入っているというのに、今月の製作する図面がまだ出来ていません。今月はデスクを2台作ろうかと思って、昨日から図面など描いていましたが、デスク…またこれ需要の少ないモノを作って首が締まる…と我に返って、今はローボードを作ろうと思っております。アカマツの良材が残っているのでそれを使うのと、草木染による表現が少し見通しが付いたので、それを組み合わせようかと思っています。乞うご期待くださいダサいですけど。

それでは、また。

再製作を進めています

糸巻きスツール 三つ脚スツール

お久しぶりです、堂谷木工です。2019年最初の仕事としまして、やっとやっとの思いで上記の2作品の再製作を行いました。独立前の2016年の秋に製作した以来の再製作で、自分の中で思い入れの強いスツールです。リンク先の製作品の過去の作品と画像も入れ替えております。詳細などは販売先様サイトでご確認ください。

本当は1月末に完成予定だった、再製作第2段の『ハンガーラック』3台も、数日後に販売先様にアップいたします。今回は幅の小さなバージョンを加えました。スツール製作が数日遅くなってしまったため、1月中にスツールとハンガーラックを再製作することが叶いませんでいたが、明日でハンガーラックも完成します。2日間遅くなってしまいました。2019年一発目、月額生産ノルマ達成はなりませんでしたが、ハンガーラックの製作で予想以上に健闘したことは、自分の中での収穫と成長でした。

それではまた近日中に!

2019年

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。

さて、新年一発目の仕事はすでに4日から開始しているが、2016年11月ぶりとなる『糸巻きスツール』と『三つ脚スツール』を製作している。こんなにメンドクサイ仕事してたんだっけ?というような、地味に製作に神経と手間を食うスツールだったんだと実感すると同時に、そういう攻めた仕事、手間のかかる仕事を避けつつあるな…と感じる。不必要な手間をかける必要はないが(←日本語が変)、設計時に過去の自分がどれだけ時間と執念をつぎ込んでいたかを知る。

そして、座面に丸穴をあけて乗っけてみる。比較的スムースに入ったので、この分だと本組でも問題なく組めるだろう。一番手前の三つ脚スツールは、原型は2012年の春に考えたものだと思う。木工の学校に在学中の、スツールの課題で考えたものであるから、7年前のものであるが、当時の経験の浅さと無知な状況でよくこんな面倒なものを考えたものだと感心する。モノとして良さはどうであれ、じっくり取り組むという余裕、今の自分に圧倒的に不足している気がする。しかしそれでも、今回もマイナーチェンジを施した。高さも430ミリまで上げ、脚の形状も毎回見直している。そして、脚同士を結合する仕口を、今回は蟻ホゾにした。以前まではダボ結合だったが、今回から蟻。しかし、今回は妥協の産物、蟻勾配無しの、緩め蟻ミゾと蟻ホゾをボンドで効かす。蟻勾配があるが故に蟻ホゾは意味を成すが、今回はそもそも蟻ホゾ分の出っ張りを木取り段階で忘れていたので、蟻コマ(断面が蝶ネクタイみたいな)ものを挿入して互いに連結する。無駄で無意味に近いものである。しかし溝と蟻にごくわずかの摩擦を取ってあるので、ボンドが間に入れば、強力に固着するであろう。

今月はこのあと、ハンガーラックも製作したい。時間が足りない…。今年は販売目標もあるが、一番のノルマは毎月の生産高の向上、ひいては2018年の2倍の生産高を目指す。それが出来て初めて、販売目標とにらめっこできるという塩梅だ。微々たる成長(なのか退化なのか慣れなのか、なんだか知らないけど)だが、昨年は大きな失敗(運営上の)もあった。自分の力量がはっきりわかった。今年はそれを踏まえての、『じゃあ、こうしようよ』という年である。

よろしくお願いします(?)

2018年を駆け抜けたこと

今更文面で振り返るまでもなく、今年は濃い濃い一年でした。まだ結果は伴っていませんが、今まで自分がやってきたこと、撒いてきた種が何らかの形で確実に発芽し、それを育てるのか、摘み取ってしまうのか、自分の想像通りに発芽したものもあれば、全く想像だにできなかった場所で発芽するような、そんなことが沢山経験出来ました。

今年の自分は、まさに『手探り』でした。実験的なことを多くやってきましたし、自分の中での方向性が明確に自分の中で声に出して言えるような、文章化できるようなものになりつつある、そんな一年でした。

来年は『育てる』一年にしたいです。自分自身の技術的なことよりも、堂谷木工製作所の“内容”たるものを、少し煮詰めて、それを伝える方法をさらに学んでいく年にしたいです。

“伝える”方法の部分で、全くの素人です。画像、魅せ方、演出…。堂谷木工のラインナップの一覧のようなものもありませんし、日々どんな仕事をしているのか、それも全く発信できていません。このブログ記事も更新頻度が低いです。instagramの効果はやはり現代ではかなりあるようです。当方は開業時から、ネット依存度の高い運営を行ってきました。販売もそうですし、発信もそうです。いやむしろ、ネットがほとんどです。それが良い悪いなどの話は全くナンセンスで、自分としては道具として有効なものは存分に使おう、ただそれだけです。

来年は関東圏でリアル出店を何度かしたいなぁと思います。リアル出店で得られるものはやはり大きいですし、堂谷木工としてのアクションを大きくしていくためにも、リアル店舗やリアル販売への挑戦は、ごく僅かに余裕がでてきた来年からは挑戦可能(というか無理してでも入れ込んでいきたい)です。まぁ今年は、全く余裕がない一年でした。カッツカツというか、精神的にもとても落ち込んだ時期もありました。『独立しない方がよかったかなぁ…』なんて思うこともありました。

今年撒いた種が、来年以降芽を出し、いずれ収穫できるようなものになるかもしれません。だから今日明日結果がどうであれ、ひとつだけ言えることは、種をまき続ける事を決して止めてはならない、躊躇してはならないということです。一つでも多く作り、ひとつでも多く試す、そして、やる前から結果を悲観して挑戦しないようなことはしない、バカであり続けること、バカをやり通すことを恐れず、執念を持ち続けて挑戦を止めない事、それに尽きます。

当方の製作品をお求め頂いた方々、お問い合わせいただいた方々、見捨てずに当方のワガママにお付き合いいただいた方々、本年は誠にありがとうございました。 そして厚かましくも、2019年も何卒お付き合いの程、宜しくお願い申し上げます。

堂谷木工製作所 堂谷孤空

実験

明日で2018年も終わります。明日納品のものを納めたら、今年の仕事は終わりです。製作は昨日で終わりましたが、今日は久しぶりにワクワクするような実験をしました。かねてから針葉樹に着色を試みているのですが、今年の最後に、以前から気になっていた染色を試してみました。今日はとりあえず実験段階で、『どんなふうになるのか』だけのテストをしただけです。

youtubeで以前、江戸のタンス職人の動画を見た際、ヤシャブシの煮だした汁に砥の粉を混ぜて塗布し、仕上げにイボタ蝋を塗っているのを見ました。タンニンと鉄を反応させて黒くすることは知っていましたが、タンニンを多く含むクリやクルミの木に鉄媒染液を塗って反応させるのではなく、ヤシャブシの煮だし汁を木に塗って、その上から鉄媒染液を塗って反応させようと試してみました。すでにこれをやっていらっしゃる方もいるようで、youtubeでDIYですが、紅茶を塗って上からサビ釘と酢で作った酢酸鉄を塗っている方を見ました。

今回は媒染液は、木酢酸鉄という、木酢液と鉄から作った媒染液を購入し、ヤシャブシも購入して、早速実験してみました。

ヤシャブシはタンニンが非常に多く含まれているようで、90gほどのヤシャブシを4回ほど煮だして、800mlのヤシャブシ汁を抽出しました。4回煮だしてもまだドス黒い汁が出ますが、だんだん薄くなってきたので4回で止めました。ヤシャブシが結構高価なんです。

そのヤシャブシ汁を、アカマツの仕上げした素地に塗布し、木地色とヤシャブシ汁を塗布したもの、さらにその上から木酢酸鉄を塗布して反応させたものの3色サンプルに、クリアオイルを塗布してその仕上がりを比べてみました。色の白い淡いアカマツの木肌に、ヤシャブシ汁を塗布して上からクリアオイルを塗っただけのものは、明らかに色合いに深みが増し、これは使えるなという印象でした。ちなみに、煮だしたヤシャブシ汁の雰囲気は、ブラックコーヒーと同じぐらいの色味でありながら、コーヒーよりも素材に強力に色が食いつく(染み込む)ようです。カレーライスをプラスチックのスプーンで食べると、白いスプーンが黄色に染まって、洗ってもなかなか落ちないように、ヤシャブシ汁も、色の浸透が強いです。白い安物のマスキングテープにさえも、乾燥しても色がしっかり乗るほどです。ブラックコーヒーの色と同じような感じでも、コーヒーはそこまで布や紙に対して染み込みが強くない気がします。ターメリックも染料として存在するようですので、やはり昔から染料として用いられてきたものには、染料としての実績があるからだと感じます。

肝心のヤシャブシ汁を塗布して乾燥後に、木酢酸鉄を塗布して反応させたものは、確かに黒く反応するのですが、その黒色が、青黒い感じで、いわばカーボンブラックのような色味で安っぽくなってしまい、自分のイメージした黒色にはなりませんでした。万年筆の黒インクを薄めて塗布したような印象で、木本来の温かみのある色を殺して、殺伐とした青黒いグレー色のような仕上がりで、あまり気に入りませんでした。鉄媒染だとどうしても、このような黒色になるようです。なので今度は、銅媒染を試してみようと思います。

久々にワクワクしました。染織には全く興味が無かったのですが、最近は染織家の方の記事を見て、その奥深さにまたちょっと夢中になりそうです。化学的でありながらも、『色を表現する』という人間的な部分が共存する世界、ちょっと魅力的です。僕はかねてから、製作品に金属や異素材を用いることに違和感を特にかんじていませんし、人工塗料や合成塗料に対しても拒否反応(精神的な)ものはありません。顔料、染料といういもののも、自然界にあって化学的に表すことが出来るものであり、合成樹脂塗料も化学的反応によって硬化するメカニズムを思えば、何かを毛嫌いし、何か特定のものだけを受け入れるという行為に意味がないように思えるのです。ものづくりをする者として、常に幅広い選択肢を持っているべきであると思うのです。素材だけでなく、文化や技術においてもそう思います。

それではまた。

製作品のページを更新しました

松の長テーブルw1200

松のベンチw900

上記2点を新作として更新しました。こんばんは、堂谷木工です。

どうでもいいんですが、wordpressのダッシュボードの仕様が変わったようで、慣れていたものが変更されて使いにくくなってしまいました。自分のようなwebの構築にド素人な人間には戸惑うのですが、一般的には使いやすくなっているのだと思います。htmlやcss、phpの端っこぐらいは知っておいた方が、やはりwordpressを駆使してサイトを構築する上で必要のようです。ブロック要素とか出てきて若干汗かきました。

ついでに近況を書きますと、今は松を使ったテーブル、ベンチ、このあとスツールを製作します。ご注文品と並行して製作を進めています。スツールも完成次第、またアップします。

来年は広葉樹を使った家具、主に再生産を1月に入れ込む予定です。長らく三角スツールや糸巻きスツールが品切れとなっています。お問い合わせも頂いており、早々に再生産する必要があったのですが、なかなか思うように進みませんでした。ただ、樹種はクルミが手に入らず、ヤマザクラかミズメを使う予定です。ハンガーラックのノーマルバージョンや、少し小さなサイズのものも製作したいですし、広葉樹で作る傘立て、マガジンラックなども案は出来ていますが、モノとして出したいです。

カエデの小抽斗や猫脚小抽斗も、春中に再度作りたいのですが、つくりたいものがたくさんあり、追っつきません。

今年はとても苦しい1年でした。未だ苦しいですが、松の家具を作れたことは、自分にはとても有意義でした。杉や桧のレトロな小家具を製作して学んだことも多くあります。苦しいながら実に多くを学んだ1年でした。何事も3年が基本と言われますが、来年の7月で何気に3年目に突入します。光が見えてきたと思ったら、やっぱり闇の中に転げ落ちる…そんな日々でしたが、いつもギリギリの所でなんとか救われます。それらを救ってくれるのは、やはり自分が攻めて作った製作品たちであり、やっぱり攻め続けないといけないんだと痛感すると同時に、厳しさも痛感します。

今年の締めくくりは、また今月末に申し上げるとして、今日はこの辺で失礼します。それでは、また。

オーダーメイド製作についてお知らせ

この度、2018年中の製作分をもちまして、フルオーダー製作を当面お受けすることを止めさせていただくことに致しました。

当方の業務上、フルオーダーでの製作は業務負担が大きく、また、進捗状況次第で時間的、物理的スペースの都合で柔軟に対処することと、また、ご指定納期に納品させていただくことがが困難になることがあります。もう一点、価格におきましても、フルオーダーであってもこれまでは特別な費用負担を頂かずに製作しておりましたが、オーダーが重なると生産能力が著しく下がり、毎月の運営を圧迫する事態に陥ってしまい、これ以上の継続が難しくなる恐れが出てきたためです。

今後は、当方の製作品をベースにしたサイズ変更や塗装、樹種のバージョン変更などのセミオーダーに関しましては、お受けさせていただく所存です。また、過去にオーダー頂いた製作物の再製作に関しましても、今まで通りお受けさせていただく所存です。

この度、 堂谷木工製作所について につきましても、情報を更新させていただいておりますので、改めてご覧下さいませ。

誠に勝手ながら、何卒よろしくお願い申し上げます。

2018/12/02 堂谷木工製作所

 

新作のテーブル

こんにちは、堂谷木工です。

新作として、長テーブルを製作しました。明日には塗装が乾き、販売開始の予定です。

松を使っての本格的な家具の第一陣です。色味の濃淡がハッキリ出るので、クリア塗装に、ほんの少し着色剤入れたほうが良いかどうか悩みます。ガッツリ着色バージョンももちろん入れていきます。今回は木肌の美しさに、着色をためらってしまいました。それでも着色した家具の魅力も追及し続けます。

時間経過で淡い色は飴色になってくると思いますが、色味はかなりやんわりな感じです。松のやんわりとした印象を、結構ハード目な面処理で引き締めたつもりです。八角の脚は着脱式にしました。この長テーブルを当方のテーブルの基本形の一つとして保持するつもりです。細部はもう少し詰めていくかもしれません。画像ではくっきり見えませんが、今回は面処理は結構悩んでそれなりに手間を掛けました。バランスも重要視しました。

配送時などに容積を抑えることは、当方の大きな課題の一つです。お客様への配送料ご負担を抑えるだけでなく、当方も製作や在庫管理上有益であり、配送業者さんも運びやすくて容積も減らせる、お客様においても、受け取り時だけでなく、転居時や不要な時は分解保存できる利点、三方良し、みたいな感じですが、実際製作の手間は増えますし、構造上の問題、製作方法の検討、強度の問題など、課題は増えます。しかしながら、今回このテーブルで一つの方向性は見えました。

上記画像はご注文品で、年内お納めするものですが、このご注文があって、松を使って作っていくという一つの方向性に行きつくことが出来ました。有り難い事です。このテーブルは固定脚です。

今回使った松は、結局含水率が高かったようで、ハギ後、仕口加工後に少し時間を置いたのでその後乾燥が進んで反り、ネジレが出てしまいました。材料屋さんは「乾燥材」と言っていました。確かに乾燥機に入れて乾燥はしていると思ますし、材質はそれだけの値打ちはある良材でした。ただ、やはり家具用材として必要な乾燥を、松に求めると干割れが続出して使い物にならなくなるのではないかと思います。

そもそも、反り止めや、繊維方向を考慮して製作するということの意味は、「木が動く」ことを考慮しての技術的解決方法であるため、このまま乾燥が進んでも壊れることは無いでしょうが、ただ、マツはネジレが強く、乾燥が進んでネジレが強くなると、四本脚がバタつくだろうと危惧しています。今回、ネジレが出てしまいました。材料購入後にすぐに着手したためです。

やはり、木取り後のシーズニング、要りますよね~。ご注文品のテーブルの方は全くネジレが出なかったのが幸いでしたが。反りやネジレが出ても、テーブルとして価値が大きく損なわれたとは当方はあまり思いませんが、(一般の方にはわからないぐらいのレベルであるため。)作る側としてやはり気持ち良いものではありません。

今更ながら材料の含水、気を付けなければと思いました。

またきちんと撮影して製作品にアップしたいと思います。

それでは、また。

材料を引き取りに

こんばんは。堂谷木工です。

長野県に材料を入手しに、弾丸スケジュールで強行しました。

先日購入したマツ、配送料だけで6万ほどかかるということで、材木屋さんが佐川急便にゴリゴリに頼み込んで34500円ほどで長野から東大阪まで運んでくれるという話だったのですが、今回初めて買わせていただいた材木屋さんということもあって、もちろん、配送費を浮かすために、自分自身で取りに行くという選択肢を選んだがゆえに、長野県佐久市まで取りに行ってきました。

紅葉ももう、終わりに近かったです。長野県ならではの風景として、この時期カラマツが落葉し始めています。年中緑色の杉檜林が多い山林と違い、植樹されたマツが枝だけ残して林立する姿は良かったです。上の画像は恐らく落葉樹林がほとんどだと思います。

2250ミリの長さの、36ミリ厚材のアカマツ。画像ではよくわかりませんが、素晴らしい良材です。それでいて単価は安いです。

アカマツでこんなに真っすぐなものも、もう無いそうです。

この下にもっと大きな径のものがあります。

 

この材木屋さんは、全て乾燥材だとの事、外注で乾燥をしてもらっているそうです。大きな割れ、反り、ネジレが無いに等しい。歩留まりの良さもさることながら、目の詰んだ松。全部買いたい。

晩秋の長野は今年一番の冷え込みで、この地区は霜が降りていました。予算の関係で、昨日の夕方東大阪を出て、真夜中に長野まで行って高速のインターで一晩車中泊。レンタカーのトラックはクソ寒く、寝っ転がれないながらも、工夫して寝ました。ブランケットをもっていかなかったら、確実に風邪をひいていたと思います。39歳男が材料を仕入れるのに、自ら時間を割いてタイトスケジュールで車中泊しながら朝一で材料屋さんに行くという…。しかし、今回やっぱり思ったこととして、材料は自分で買い付けに行くことを基本とすべきだと確信しました。輸送費の問題だけではなく、そもそも、作るための最も重要な素材は、自分で足を運んで、材料屋さんとコミュニケーションを取りながら良い材料を手に入れるように努力することが重要だと思いました。

ホームセンターの材料でも家具は作れますし、自分もそれすら考えていましたが、松の良さを信じて製材している製材所があって、そこに良材があり、自分が少なからずその技術で木を活かせるのであれば、やっぱり良いモンを作って出していく、それが原点であり、価格云々に囚われていた自分自身のみじめさを、今回客観視できた材料入手の旅でした。予想以上に苦しい旅でしたが、一生記憶に残る旅になりました。やっぱり木で良いものを作りたいです。

ではまた。