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直営web shop開設!

こんばんは、堂谷木工製作所です。

今年上半期バタバタして準備が遅れましたが、本日より当方直営のウェブショップ、『堂谷木工製作所 BASE店』をOPENしました‼

丁度7月末に新作(既存品の発展版)である『板組みの小さな戸棚』をリリースしましたので、ぜひBASE店でチェックいただけますと幸いです。

直営店を開設しましたが、今まで通り販売先様であるハンドメイドサイトでの販売は並行して行っていきます。直営店だからと言って特にお得になるわけではありませんが、今後は直営店のみで販売する製作品を検討しています。また逆に、ハンドメイドサイト様内の当方のショップでしか販売しないアイテムを設けるなどの運営上使い分けが出てくるかもしれませんが、基本的には4店舗横並び販売とし、多くのお客様にアピールできればと考えています。

将来的に販売先様として実店舗でお取り扱いいただけるようにするかもしれません。実物を触って確認いただければ、画像では伝わらない魅力を感じ取っていただくことができます。以後いろいろと販売先様を検討していこうと思います。

夏本番暑い日が続きます。お身体ご自愛くださいませ。

それではまた。

2021年6月販売情報

6月の再販

・杉のA4引き出し 木地色(クリア塗色) 4段/6段 【6月28日再販しました】

・杉のA4引き出し ツートーン 4段/6段 【7月9日再販しました】

7月の販売情報

・【新作】板組の小さな戸棚 引き出し付き ダークブラウン/ライトブラウン

・【リニューアル】板組の小さな戸棚 引き出し無し ダークブラウン/ライトブラウン

販売情報は当方のinstagramでも発信しています。

お買い上げ後の返品が可能です

こんばんは。

当方ではインターネットでの販売がメインです。「ネットで家具を買うのはちょっと・・・」と躊躇される方もいらっしゃると思います。当方は開業当初から、お買い上げ後の返品については、いかなる理由であってもお受けするというスタンスで現在に至ります。それは、実物を手に(目に)して購入を検討できないこと、インターネット上のお取引における不安やリスクを回避できるようにする目的です。

当方では現在まで実際にご返品された方は少数ですがいらっしゃいます。きちんとした仕事を確実にお届けし、ご納得いただけないのであればご返品ただきご返金させていただく、当たり前のことを今一度きちんと目に見えるかたちにし、この度明記致しました。

場所は『お取り扱い先(販売先のご案内)』メニュー内に、この度お品物の返品に関してのルールを詳しく明記しましたので、お買い上げを検討の方や、ご購入後手放すことをお考えの方など、宜しければご一読ください。ご返品の意思に沿えない場合もございます。

堂谷木工製作所

2021年5月販売情報

・ヤマザクラのA4サイズの引き出し(5/12仕様を見直し再販致しました)

6月販売予定

・杉のA4サイズの引き出し4段 木地色/ツートーン(再販売・6月中旬以降)

・杉のA4サイズの引き出し6段 木地色/ツートーン(再販売・6月中旬以降)

仕様や在庫状況などは詳細は販売先様サイトにてご確認ください。

販売情報は当方のinstagramでもご確認いただけます。

お問い合わせフォームを休止しています

表題の通り、事情によりお問い合わせフォームを2021.05.15より休止させていただきました。

当方が販売いたしました製作品のメンテナンスや修理に関するリクエストや、製作品に関するご質問は、誠に恐れ入りますが、当方のinstagramへメッセージいただくか、販売先様サイトの堂谷木工製作所のショップページ(ギャラリー)のメッセージ機能をご利用の上ご連絡お願いいたします。

また、2020年10月からは、お客様のご要望をお伺いして製作するオーダー製作(サイズ変更オーダー含む)を休止しております。

上記今後再開する際は、当方webサイト上にてお知らせさせていただきます。

ご不便をお掛け致しますが、何卒よろしくお願いいたします。

堂谷木工製作所

10月より製作のご依頼の受付を休止いたします

いつも当工房の製作品にご期待頂き、誠にありがとうございます。

2020年10月現在、食器棚をはじめとするご要望をお伺いして製作するオーダー製作が重なっており、通常の再製作/再販売が行えないことや、オーダー頂いてから納品までの期間が半年ほどのお時間を頂戴する事態になっています。

開業以来なるべく製作の可能性を広げるため、ご注文をお受けして製作する業務も、オリジナル品の製作/販売と並行して行ってまいりましたが、オーダー製作のご依頼が想像以上に多くなってしまい、これ以上オーダー製作をお受けすることが、時間的にも運営的にも限界になりつつあります。

現在承っております製作のお問い合わせ、製作のご依頼やご予約のご購入のお客様のオーダーに関しましては、引き続き順番に製作を行い、納品させていただきます。

ご心配ご不便をおかけいたしますが、2020年10月より、今後はご依頼をお受けしてして製作する一切の業務を無期限で休止させていただくことといたしました。

新規のご依頼をお断りせざるを得ないことは、お客様のご期待にお応えすることを拒否するようで非常に悩みましたが、日々の業務運営に支障が出始めており、お客様にご迷惑が及ぶような事態を少しでも回避することと、自身の運営に少し余裕を持たせ、業務運営の質を高めて持続させられるようにすることが一番重要であるという考えに至りました。

誠に勝手ながら、何卒ご理解ご了承いただきたく、よろしくお願いいたします。

なお、商品に関しての再販時期のお問い合わせなどは引き続き承っております。ご購入後のメンテナンスでお困りの際などはお気軽にご相談くださいませ。

堂谷木工製作所

納期や更新情報、今後の製作品予定など

こんにちは、堂谷木工製作所です。

新たに製作品に食器棚を加えました。更新がなかなか追い付いていませんが、最新情報は当方のinstagramか、販売先様の商品詳細にてご確認いただけますと幸いです。

ゼロから設計するフルオーダーは現在お断りさせていただいておりますが、当方の製作品を基本としたサイズ変更や仕様変更のオーダーは承っております。納期にに関しまして、現在ご注文の製作が重なっており、2020年9月1日今日現在ご注文で、最短で2021年の2月製作着手となっております。

食器棚は現在、引き出し2杯付きのAタイプか、引き出し無しのBタイプの2種類のみのラインナップですが、ゆくゆくは6杯引き出しのみのドロワータイプや、カウンタータイプなども発表できればと考えています。

ダイニングテーブルや長テーブルも、脚の着脱方法を改良したうえで新作として来年には発表できればと考えています。

何かございましたらお気軽にご相談くださいませ。

現状や今後の予定など

こんばんは、堂谷木工製作所です。大変長らく更新ができていませんでした。

塗装を待つ食器棚上下セット 脚付き。 このあと朝の7時まで塗装し、その日の夕方出荷する運命に。

先月は大型の食器棚の製作があり、つい先日納品が終わってほっとしています。ただ、7月中に完成予定だったA5サイズの引き出し24台のうち、ご予約が入っていたヤマザクラの12台だけ先行して完成させ、残る12台のナラ、トチ(新発売)を、納期優先の食器棚を片付けてから、昨日からようやく全体仕上げをして、今日塗装を終えました。トチはオイル塗装ではなく、白木保護塗料を塗布して黄変を防ぐとともに、トチ特有のラメ感を生かすようにしました。近日販売先様でアップします。

今月は予定ではテーブル2台とベンチの製作ですが、今はお客様からの最終GOの確認待ちです。大型の仕事で、キャンセルにならなければ有難いのですが…。コロカ禍にあっても、当方はもともとネット販売のおかげで、むしろ多忙になりました。とてもありがたいことなのですが、製作のキャパがとても貧弱であるため、かなりお待ちいただくか、お断りさせていただく事態にもなっています。それでも当工房の運営は決して楽にならず、改めて自分の経営能力の無さを痛感します。想像以上に自分は無力だったということです。

おかげさまで食器棚は多くのご予約をいただいており、年内は予約で埋まっています。ただ、新作の発表や、かつての製作品のリニューアルに全く着手できず、お客様のご要望に応えることができていません。自分の事業規模を大きくするか、仕事を断ってでも自分のペースを維持するか、真剣に考える時期にあります。

9月より、スツールの一部を外注加工してもらうことにしています。最終的には組み立てと仕上げ、塗装は当方で行いますが、それ以前の下準備や加工成型を外注で行ってもらうことで、自分の作業時間を捻出できるようにしました。外注加工費が新たにコストとして乗っかってきますので、かなり苦しい状況ですが、自分の仕事が他の人の仕事になり、よい循環ができれば仕事の幅も広がりますので、良い面も多くあると思います。思い切って木工を学んでいた時の仲間に相談して良かったです。

その人は今ではバッリバリに仕事をしていて、先月見学させてもらって久々にゆっくり話をしましたが、彼の覚悟を目の当たりにし、自分の小ささを知り、訪問前は正直自分の木工の仕事が、自分の手綱さばきを無視して勝手に走り始めているようで少し嫌になっていました。帰宅後は刺激を受け、食器棚も当初の納期を早めてほしいとの要求にゲンナリしていましたが、一気にトップギアになって無事に納期短縮で納品できましたし、今はやる気が持続しています。

今日も明日も手を動かし、木の板から木製品を生み出すことを続ける。それが自分の仕事であり、自分の生活です。以前ならそこに理由やら意味やら、何かしら後付けしていたと思いますが、今はただ求められることに精一杯応えようとすること、それが全てであると感じます。抽象的なことでも難しいことでもなく、ただしんどい事で面倒なことですが、逃げずに自分なりに前に進むことだけ考えています。欲を言えばもう少し貪欲で楽しみながら仕事をしないといけないと感じています。

それではまた。

工房の様子

こんばんは、堂谷木工製作所です。当方あまり工房の画像は載せません。特にinstagramなどでは一切載せていません。別に隠す意図はありませんが、大いに見せたいとも思いません。

今日現在の工房の風景をお届けいたします。現在若干カオス気味となっております。A5サイズの引き出しの製作を進めているのですが、料理で言うところの「材料の下ごしらえ」とも言える、荒材から素材を切り出し、薄くスライスしたり板同士を貼り合わせて大きな板にしたりする作業の真っただ中で、完成後の印象はこの「下ごしらえ」=木工作業で言うと『木取り』がかなり重要になります。

小さな引き出しですが、部品数は多く、例えば当方のスツールの「糸巻きスツール」で主要部品数6点、組立に必要なクサビやダボが12個の合計18点です。ダボは規格サイズの市販品なので加工せずにそのまま使用しますので、部品が揃えば完成は目前、作業もスピード感があります。

ちなみにA5サイズの引き出し4段は、主要部品25点、ツマミや桟など20点を合わせると実に45点にもなります。その45点のほとんどにおいて、幅、長さ、厚みを整え、孔を開けたり溝を掘ったり接着したり、よく触る箇所は鉋で仕上げ、サンドペーパーでなめらかにしたり、最終的に引き出し一つ一つを本体に収まるように、スムーズに出し入れできるように調整し、塗装してツマミも旋盤で木を丸く加工して取り付け、完成します。

毎日コツコツ積み上げることでしか完成しません。朝工房に行ったら、誰かが夜な夜な完成させてくれていればいいのに、と思います。毎朝見るのは、昨晩終えた作業の状態がそのまま朝の光を浴びている光景だけです。ため息が出る事必至です。

当方の技術や努力は、お客さんのためのものです。自身が人に良く魅せようとか、誰かと競うものでも誇示するものでもなく、ただただお客さんに「いいなぁ」と思ってもらえる木製品にするためだけの、自分だけのスキルです。貧祖で質素、無駄があっても1年前の自分より向上しているはずです。それをどんどん積み重ねて更新していくだけです。一人木と向き合って過ごす地味で孤独な仕事ですが、逃げずに立ち向かう人は必ず1年前の自分を超えていけます。もっと良くしなければなりません。

それでは、また。

業務改善

こんばんは、堂谷木工製作所です。

サイトの更新が停滞しております。全体的に業務が停滞しており、お客様にはお待たせする時間が長くなり、申し訳ございません。

業務を効率的に行うための改善をただいま進めています。改善を行う上での時間的、経済的余裕が無く、現状でできうる可能な限りで改善を進めていきます。

来月7月で、開業して4年目に入ります。よくここまで生き抜いてきた感がありますが、たとえば製作の現場では、工房内のレイアウトを少し変え、開業当初から今に至るまでの間に、想定していた機械の使用頻度の見込み違いなどによる動線の悪化や作業スペースの無駄があるため、使用頻度の低い機械を撤去したり、設置場所や設定を変えることで今以上に使用頻度を増やせば、作業効率向上になると思われる機械や設備を更新していきます。

販売においては、インターネットでの販売の実績とお客様からのご評価をいただいてるので、これをさらに加速させ、対応のスピードを上げようとしています。内輪な話ですが、今までは自宅(兼事務スペース)で行っていた事務作業、ネットショップの運営管理やお客様や業者さんとのやりとりを、仕事用のノートパソコンで一括して作業できるようにします。(スマホでも行っていますが、ネットショップへの商品の掲載や情報の編集、図面作成などはパソコン上でないと効率が悪いです。)これにより、自宅から離れた工房でもネットショップの在庫の更新や納品書の発行などを行えるようになります。このサイトの管理にしても、ネットショップでの商品情報の更新が先行してしまい、本来の当方の情報発信の要であるこのサイトの意味が無くなってしまっています。サイト運営にもコストがかかっていますので、定期的にきちんと情報を発信できる体制にまでもっていきたいです。

商品の発送においては、つい最近、お客様にお送りしたお品物が破損して届くという事態が発生し、お客様に大変不快な思いをさせてしまいました。一度は製作品の構造の欠陥という結論に達したのですが、後日お客さまにお送りした梱包資材を再度確認したところ、当方の梱包方法に問題があったということが判りました。今後は定番アイテムは、専用のパッキンを箱屋さんに製作してもらい、発送作業の効率化と堅牢な荷造りができるようにします。120サイズ以上の商品の梱包は、荷物自体が大型化するために、運送段階で積み重ねられて上から荷重をかけられることが多く、今までの梱包方法では梱包内の商品にダイレクトに荷重がかかっていたことが判りました。今後は梱包方法の厳重化や運送会社への取り扱い方法の指示を明確に行うようにします。

製作においては、再販を重ねてるアイテムに関しては、回を重ねるごとに少しずつ業務の効率化を進めることはできていますが、製作できるアイテム数、製作台数は頭打ちです。この問題が一番大きく、大型家具のご注文のお客様への納期がどんどん遅くなる傾向にあります。フルオーダーは現在承っていないものの、オーダーとして唯一お受けしているサイズオーダーであっても、お客様との密な打ち合わせは必須であり、それぞれのお客様のケースバイケースに柔軟に対応するために時間を必要とします。当方の定番アイテムの再販を行いつつ、サイズオーダーを行っていくには、定番アイテムの製作の一部を外注加工してもらうことを検討しています。最終的な仕上げや塗装、納品に至るまでは、やはり当方が行いたいと考えています。

時間はどんなに頑張っても24時間であることは変えられません。当方が環境を改善して作業効率を良くしていくことが常に求められます。

都心部に近い東大阪市という、木工家具製造の非産地での当方の活動は、原材料の仕入れや外注加工などにおいてやはり適地ではなく、工房の狭さも、生産能力をこれ以上上げられない元凶でもあります。開業して4年目を迎えるにあたり、この先の10年目以降の活動を考えると、あと数年で活動地を移転させる必要が迫ってきています。そのころには当方の活動状況がどのようであるかは想像もできませんが、お客様のご要望に対して真剣に取り組む姿勢を基本としながら、活動環境を見直すことを恐れ逃げずに検証し改善していこうと決意しました。今までは突貫作業で半分寝ながらの深夜早朝の製作など行っていましたが、限られた時間内で決まった時間で確実に業務をこなせるように、プロとしての仕事と言えるレベルにならなくてはいけないと感じています。泥縄な仕事模様ではただひたすら摩耗するだけです。そんな仕事では製作品事態に良い影響ではありませんので、ここから新たな3年間、しっかり実績を積み上げていきたいと思います。

それではまた。失礼します。