1月の新作

お客様からのご注文で、上のような細キャビネットを製作した。丁度当方で食器棚やカップボードを考案していた時期だったので、お客様のご注文の製作と製作品発表を兼ねて製作した。

素材は国産クリ材、顔料を調合してオイルに混ぜて塗布し、上から表面保護とツヤ感を増すために、市販のブラウン食ワックスを塗布して仕上げた。

サイズは幅や高さはしっくり来るが、奥行をもう少し欲しいところだったが、お客様のご要望でこのサイズとなった。あと50ミリほどあれば、もう少し安定性が出ると思う。

建具(特にガラス建具)は、ガラスをどのように保持するか検討し、ケンドンで寄せて隙間に細いパッキンを入れ、押さえ縁で裏から固定している。平丁番の建具で観音開き。精度がモノをいう…。建具の取り付け調整が一番嫌いな仕事である。建具本体の組み立て時に微細なネジレが出たようで、左右の扉を閉めたときに若干バチっていたのはショックだった。マグネットキャッチと扉の戸当たりを設置し、ガラス板を入れたら許せる範囲になったので良しとした。当方、スライド丁番は意地でも使わない(スライドレールも使わない)ことを通しているので、建具の取り付けは毎回ため息ばっかり。

外観がレトロすぎるというか、オシャレ感が全くないのはどうしようもない。しかし、当方はこの佇まいが凄く好きなのだが、お客さまにはちょっと期待外れだったかなって思う。以前小棚を購入してくださったその方は、ウレタン塗装の小棚を購入頂いたのだが、そのイメージ(特に質感)のイメージが強かったと思うので、素材感丸出しのオイル仕上げはパッと見た感じの光の反射が無いので、印象が薄く、しかも当方の昭和感が滲み出てしまったところは、反省というかどうしようもないが、塗装方法などはもう少し光沢を持たせた方が良かったかと思う。今後はラッカー塗装も検討している。

また正式に製作品のページに掲載する予定です。販売先サイト様には商品として掲載を開始いたしました。取り急ぎ完成報告でした。

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2019年総括

こんにちは、堂谷木工製作所です。今日で2019年も終わりです。2010年代も終わり、来年からは2020年代です。と言っても、毎日特に気持ちに変化はありません、ただひたすら仕事します。

今日で仕事納めしました。大掃除もせず、フツーにテーブルの蟻桟送りと蟻フタなどをしました。画像はブナ材テーブル天板です。材料屋さんがいつも気を利かせてくれて、1枚だけ幅広の板を送ってくれましたので、それを基準に板ハギして製作しました。縮み杢が出ていて、美しいです。ブナ材でスツールなど作ろうかなとか思っています。灰白色が自分好みです。オイル塗装すると白系の樹種は魅力が半減すると思っていて、(黄ばみっぽくみえるので。)今回は白木保護塗料を採用しようかと考えていて、施主さんと相談中です。

2019年は内容を充実できた年でした。今月は過去最高の売上となり、着実に足跡を残しつつあります。計画性を持って仕事をすることも出来てきました。ご注文と再販の製作をバランスを取りつつ、新作を入れ込んでいくことが、なんとなくできつつあります。ただ、毎月新作を出せるような時間的余裕はなくなってしまいました。開業後半年は、『何作ろうかな~』なんてお気楽な部分もありましたが、今は毎日確実に仕事をこなしていかないと回りません。

製作時間をこれ以上はあまり増やせないところまで来ていますが、製作するアイテムを計画的に実行したり、木取りをまとめて行うなど、効率的に回せばまだ生産は伸ばせると思います。それも頭打ちになったのなら、またその時に考えます。

最後になりましたが、本年は誠にお世話になりました。お求め頂きました方、ご依頼くださいました方、ご検討下さいました方、まさに支えられて今年を終えることが出来ました。来年は確実に、もっとパワーアップできると確信しています。より堂谷木工らしい木製品をお届けできるように、さらに努力いたします。

来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。               

堂谷木工製作所

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再販しました
A5引き出し 使用シーン

おはようございます、堂谷木工製作所です。

今年ももうすぐ終わりです、12月に机上小物系2点を再製作しました。いずれもご予約頂いておりましたが、長らく品切れ状態でした。iichiさま、Creemaさま、minneさまの当方のショップ内で販売しています。

商品の画像を工房の2階で撮影するのですが、開業当初は白背景紙と照明で撮影していました。小物の撮影はそれでも良かったのですが、家具ぐらいの大きさになると、引きで撮影するには狭すぎて上手く撮影できないなどの問題や、照明の当て方や器具自体を厳選する必要があり、ほぼ断念しました。最近は自然光+補助で照明を当てて撮影しています。採光が西の窓で、撮影時間はだいたい午後になります。春~秋は太陽光の角度が良いので、時間帯によって上手く撮影できるのですが、冬は日がかなり南に傾斜していて、なんだか上手く撮影できません。今回の抽斗の撮影も、2回ほどやり直ししましたが、どうも納得できるものではないので、またチャンスを伺って再トライする必要があります。撮影と販売サイトの画像の差替えなどの作業で結構時間がかかりますし、塗装が乾いたらだいたいその翌日は撮影日なんですが、あいにくの曇天や雨天などになると、もうお手上げです。モニター上の商品の印象がかなり重要ですので、撮影には神経を使いますが、満足できる結果はなかなか得られません。

ヒドイ画像でも、出さないよりはマシですので、一日でも早くネットショップに在庫を上げたい時などは、そのまま出しますが、販売先様の運営の方もご覧頂く際に、特集などでピックアップしてくださるのはやはり画像の見栄えなので、撮影環境や撮影の工夫、基材の充実などはまだまだ課題が満載です。ヒドイ画像でもご購入してくださる寛容なお客様に救われております(汗)。それでもお届けするモノ自体は『画像よりもステキ』というご意見を頂戴しますので、まだ良しとするところでしょうか。

長期間の品切れを一気に挽回すべく、1回の製作台数を多めに製作することをこの半年ほどで挑戦しました。と言っても個人で製作できる台数なんて知れていますが、少しずつ在庫を増やしている効果が出始めてきました。昔、書店員をしていたころに『売れ筋は旬のものだから品切れにしない、品切れになる前に即補充をかける』という教えは、教訓としてはわかっていても実際製作が追っつかないなどの製作と販売の両者を担当するとなると、なかなかむずかしいなぁと思います。半期や3か月毎に生産計画をもっと綿密に立ててそれをきちんと期日内に実行できる能力も必要です。当たり前ですが、自分の処理速度を自分で把握していないと駄目です。再製作を3回ほど行うと、一応の作業時間の基準が出来ますが、新作第一号などははっきり言って試作ですので、製作時間がすごくかかったり、逆に1台だけの製作でササっと作ってしまい、いざ量産となると1台ではさして苦労なくできた加工が、しっかり治具を用意して製作しないと場当たり的な加工になって時間がめちゃくちゃかかるなどの場合もあります。

新作でも3~5回再製作して、はじめて適正な製作時間と価格が決まったりしますので、単発のオーダー品などは利益がほとんど残りません。お客様にお見積もりの段階で結構絞ったお値段でお見積もりを出すので、あとあと泣きを見る事が多いです。まだまだ勉強が必要です。まぁ高すぎる見積もりを出して、実際の価格よりも過剰に請求するようなことは一切ございません。(ここでは証明もできませんが、ホントに無いです。)商売に関してはド素人です。そりゃあ運営も苦しいはずです。

そして、販売にあまり前向きでないアイテムなのですが、ペン立ての姉妹品の小物入れも販売先様にアップしました。ペン立ての二番煎じみたいであまりまえむきではないのですが、ペン立ての上部を切って丈を短くして小物入れにした、という構想の小物入れです。ただ、製作に関してはペン立てと全く同じ工程をしますので、本当は価格差がほとんど出ないところなんですが、お客様視点で考えると、『なんでこんな小さい小物入れがペン立てとほぼ価格が変わらないのは…』と思われると思い、価格面でも利益を圧縮して販売としました。ただ、モノとしては単純に可愛らしいと思います。机上にあると何かと輪ゴムやクリップ類などをとりあえず投げ込めます。(実際試作品は当方のデスク上でそのような使用をされています。)実用重視の製作品が多い当方のラインナップの中にあって、結構ユルい設定のアイテムです。

ということで、まだ年末まで製作の山をあと3つほど越えなければなりません。一つの製作品が完成すると、結構気が抜けます。再起動するまでがなかなか大変です。また新たに完成しましたら記事更新します。

それでは、また。

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近況など

こんにちは、堂谷木工製作所です。

今朝までペン立ての塗装をしていまして、明日には出品できそうです。工房開業して間なしに新作として手掛けた製作品は、とにかく作りが細かくて厄介です。自分で設計しておきながらブツクサ言いながら製作していました。前回よりも作業時間は減少していますが、前回初めて製作したときに、利益をほとんど削って価格を抑えていたので、今回製作分から500円/1台程度値上げしないと割に合いません。開業当時はとにかく価格を抑えることばかり考えていたので、再製作する度に、製作台数を増やして1台当たりの時間を減らし、治具の改良や工法を見直して時短できてもまだ割に合わない…というアイテムがまだあります。ペン立てもその一つです。手の込んだ仕事をすることが良い仕事ではいのですが、手を掛ければそれだけ製作品としての重みは出ます。ペン立てをはじめに構想した時、ただの四角い箱ではなく、この世に存在しないような構造を取り入れようと意気込んでいました。その心意気は確かに必要ですが、最近は現実を認識しながらその辺をバランスを取れるようになってきました。

まだまだつくりたいものは山ほどあり、アイデアだけイラストにしたものが無数にその辺に転がっています。なんとも贅沢な仕事です、自分の頭の中のイメージを実際に形にすることが出来、それを気に入って頂いたお客様に買っていただけるという、こんな幸せな仕事をさせていただけるのは贅沢です。

今年は最後にご注文の特注折り畳み棚を完成させて仕事納めになりそうです。来年は年明け早々に細長い食器棚のご注文と細テーブルのご注文に着手し、実家の食器棚の製作を同時に進行、長らく品切れの小さな戸棚などを入れていこうと思います。レトロ系家具をようやく作れそうです。今年6月から新作らしい新作を全く出せませんでした。掛け持ちのアルバイトを少々長くやりすぎた感じがあり、その間にすべき新作の発表や再製作が後手後手にまわり、今月になってようやく再製作ラッシュの長いトンネルの出口が見えてきました。

製作に投入できる時間は、一月単位ですでに頭打ちです。一日の中でも結構限界に近く、これ以上は寝る間を削って仕事するしかない、みたいな状況になりかねません。寝るの大好きな自分にとっては厳しいです。身体が資本とよく言いますが、自営業者はホントにそうです。ケガや病気には最新の注意が必要です。一月に製作できる金額ベースで考えても、もう少しは伸ばせそうですが、自分の今の単価ではこれ以上は厳しそうです。ここで目からウロコの大幅な生産増はあり得ませんから、一つ一つの作業効率などを見直すなどの地道な方法しかなさそうです。例えば部材の荒木取り(製作するアイテムに必要な材料を、板材から取り出す作業)などは、仕入れる部材の厚みや、材料屋さんの木取りサービスを利用するなども検討できそうです。単純なくり抜き作業や同一の形状の成形などは、外注で加工してもらうこともできますが、まだ決心がつきません。外注ロット数などの兼ね合いや、もちろん外注加工費の問題もあります。ただ最近思うことは、一人ぼっちで切り盛りする以上、少々外注加工費が増えても自分の時間を捻出する事の方が大事な気がします。まぁ今は、金銭的理由で自分自身でなんとかするしかないことの方が多いですから、まだまだ発展途上です。

しかしやはり、つくるモノはじっくりと熟考して設計し、良材を投入してしっかりと手を掛けて作り上げることは当工房の当工房たる部分ですので、お客様を裏切らない『買って良かった』と思っていただけるモノを送り出し続けることが使命です。儲けを追求するのなら、今やっていることは全てキッパリ切り捨てて出直した方が良いでしょう。当方にとってはそんなことよりも、確実に自分の道を踏み固めていく事以外に興味はありません。今年はおかげさまで昨年よりも大幅に飛躍しました。昨年の今ごろは休業すら検討していましたから。ただ、まだ危険水域を脱しません。『来月の支払いがコレ…どうすんの?』という時もまだありますので、来年は安定してコンスタントに結果を積み重ねることのできるようにしたいです。

ペン立てを出品したらまた更新いたします。それでは、また。

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ようやく完成

おはようございます、堂谷木工製作所です。丸一月かかってしまいましたが、A5サイズの小引き出しが完成しました。今日の夜にも出品できそうです。今回は合計24台の製作で、後半相当追い込みました。何としてでも今月中に完成させたかったのです。

24台と数だけ聞くとまぁそれ相当の数ですが、塗装し終わって引き出しを入れると一台一台個性が出ます。精度は過去最高の出来、引き出しの機能としては過去最高ですが、量産するとなると材料を吟味して製作するということもなかなか出来ないので、キッツイ木目やなぁ、とか言いながらもなんとかモノにします。製作品という言葉を当方は使っていますが、製品であり作品の要素も含むこの製作品という言葉がしっくりくるのです。

特段何の変哲もない形ですが、当方の製作品の中では一番の人気アイテムです。どんなシーンでも適応できそうなオーソドックスな形というものが良いようです。今回は特に人気の高いヤマザクラを集中投下、4台だけヒメコマツで製作しました。ヒメコマツが今回は素敵な仕上がりです、木目も品があり、色合いも良い。ただ、乾燥目的で長期保管していたらキクイムシに侵入され、最も良い木目の部分の多くを失いました。腹が立ちますが、まぁ彼らも生きるのに必死ですから。穴の末端でカラッカラのミイラになって発見されました。幼虫の状態で干からびていたので、何らかの原因で死んだようです。天然乾燥しかしていない材料だったので、こういう材料はキクイムシが卵を産んでいる可能性があります。特に樹皮が付いたままのものは要注意です。樹皮付きの材はすぐに樹皮を剥いで保管すべきでした。

出品しましたらまた更新します。それでは、また。

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再販情報

10/24、上の画像の2点スツールの再販を行いました。複数台製作いたしました。詳細は販売先様サイトにてご確認くださいませ。

前回よりも少し上手に製作できた気がします。製作時間も少し短縮できました。この2台は形こそ違えど、基本的な構造は同じで、姉妹と言えます。いつも製作する時は姉妹一緒に製作しているのですが、製作台数が増えてくると、どちらか一方ずつ集中して製作した方がもっと効率は良くなるようです。ただ、保管スペースが貧弱ですので、今回5台ずつほど製作しましたが、二桁一気に製作するとなると、少し決断が要ります。どれぐらいの期間で売切れるかにもよって、次回の製作台数の様子を探ります。

2019年の秋は、再販に注力しています。11月にはA5サイズの引き出しの再版を決めています。狭い工房内で、製作台数が増えると効率が悪くなる傾向にあります。仕掛品を逃がす場所がないため、いちいち場所を確保しながらの作業になりますので、一度に沢山製作できない制約もあります。しかしながら、精神衛生的にも、一桁ぐらいの製作台数を基本にした方が良いかもしれません。あまりに一度に多く製作すると、一月以上まるまる同じ製作品を手掛けることになり、苦しい&ツライ、突発的な事象に対応できなくなる可能性がある、逆に製作効率が落ちる可能性もあります。

あーだこーだブツブツ言いながら日々黙々と製作しています。これだけは言えますが、一個一個、クソ真面目に製作しています。ご購入頂いた方のお宅で使用される姿なんかを想像しながら。

それでは、また。

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再販情報
ヤマザクラの糸巻きスツールと三角スツール 組立完了風景

夜が明けてしまいました。おはようございます、堂谷木工です。

上の画像は、先ほど組み立てが終わったばかりの糸巻きスツールと三角スツール。10/21~10/26ぐらいの間に再販いたします。販売は販売先様サイトで行います。各5台ずつ(別にご注文1台)製作いたしました。今回はヤマザクラのみです。

直線的な製作品の多い当工房ですが、このスツールは曲面が多く、ほとんどテーブルソーを使いません。治具や型を多用し、主にルーターマシンやルーターテーブルなどを使って形を整えていきます。最後は怒涛の手磨き。手磨きとは、機械で研磨した後に最後手で磨き上げる作業で、木地の透明感が出るまで目の細かなサンドペーパーで研磨します。#180→#240→#320と、3つものサンドペーパーで磨き上げますので、仕上がりはツルッツルです。手を抜こうと思えば真っ先に簡略できる作業です。しかし、当工房の製作品は、この仕上げ工程を丹念に行っています。

このあとは組立後に軽く全体仕上げ、部材と部材を組み立てた際の微細な段差やズレを削る作業(目違い払い)を行って、塗装します。

製作するごとに良いものができるようになってきました。少しづつ治具を良いものにしたり、工程を見直したりしています。

10月の新作:ヤマザクラのハンガーラック【大】

また、上の画像のものは、10月頭に販売開始しましたハンガーラックのヤマザクラのバージョンです。今まで【大】サイズは、ナラのバージョンのみでしたが、前回の再販時に【小】タイプを新作に加えた際、ナラ以外にヤマザクラで製作したところ、反響が良かったため、今回【大】タイプでもヤマザクラのバージョンを加えました。ナラに比べると粘り気が少ない木なので、強度的に敬遠していたのですが、【小】を試しに製作してみた際に、行けそうだったので【大】でもヤマザクラで作りました。バーの内部にはφ9の鉄芯を練り込んであるため、柔らかな桜の木でもたわみにくいです。10/20現在、ヤマザクラの【大】【小】ともどもすぐに売り切れてしまいました。ナラはまだ在庫がございます。自分で言うのもなんですが、ナラの方がかっこいいのに…とか思います。

それでは、また。

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近況など

こんにちは、堂谷木工です。

8月は丸まるA4サイズの引き出しの再製作を行い、今月頭になってようやく完成し、各販売先様サイトで販売を開始しましたので、よろしければご覧ください。

A4の引き出しは、1年ぶりの再製作でした。何故だか、2回目に製作する時の方が時間がかかってしまいます。今回は仕入れた材料の厚みや数量の関係で、余計なハギ合わせや製材の必要が出たことが大きな原因ですが、手間のかかるアイテムで、作業効率的に今回まとめて10台製作したのですが、6台ぐらいが作業効率が一番良いのかもしれません。

今はハンガーラックを再製作中です。20日までにご注文いただいている分を完成させなければならず、それは間に合うとしても、合計8台の製作で、9月の後半までには全て完成させたいところです。その後にスツールの製作が控えており、そのあとはA5サイズの引き出しとペン立てなど、ご注文も入っていますので、その製作を期日までに完成させてお届けしたいです。

とにかく在庫がスッカラカン状態で、在庫を増やすことに今は尽力します。新作の考案や試作も、時間をしっかりつぎ込んで検討しなければならないのですが、なにせ時間が無いです。在庫を増やすため、一回の製作台数を2倍ほどに増やす方向で製作していますが、一度に大量の材料が必要になる事や、木取り時や組立後などに、仕掛品が溢れて工房内の動線が乱れて作業効率が悪くなるみたいで、アレをのけて場所を確保…なんてことに時間を使ってしまっているみたいです。12畳ほどの工房内ではキャパに限界があるようです。

ベルトサンダーという、中間研磨作業や成形作業に欠かせない機械、当方にはこれがありません。成形を含むサンディング作業に時間がかかることも問題です。細部の曲線を切り抜く糸のこ盤も欲しいのですが、資金面の問題よりも、設置場所がもう本当に無く、現在使用しているテーブルソーという材料を切る機械も、必要以上に大きいので、部品を外して小型化しようかとも考えたりしています。開業以来使い続けているレイアウトも、3年目にしてそろそろ現在の製作状況に似合うように再構築すべきかもしれません。時間があればなぁ…。

また余裕があったら、新作や再販時はまた更新します。それでは、また。

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近況など

今年の3月ぐらいからお求め頂くことも増え、やっと忙しくなってきたなぁと感じていましたが、あれよあれよという間に7月に入って品切れが続出し、今現在販売できる製作品がほとんど無くなってしまいました。丁度大型のご注文を頂いていた時期で、再製作も出来ないまま、ご予約という形で品切れ品のご注文を頂くことが増え、結果、製作に追われることになりましたが、実に有り難い事であり、一日も早く再製作を進めていきます。

実は2017年7月の開業以来、今の今まで本業の木工以外に、アルバイトの副業を入れていました。本業での収入が安定しないばかりか、到底それだけで自分の生活が成り立たない状況であったので、やむを得ずアルバイトもしていましたが、いよいよ今月をもって本業の木工一本に絞ることにしました。しかし、この判断も本来であれば2か月前ぐらいに決定し、実行しておくべきだったと感じています。品切れになってからでは遅いのです。

再製作を進め、在庫を確保しないとお客さんが欲しい時に提供できないことや、新作などの製作も滞ってしまうため、とにかく今年残りの4か月は必死に再製作を進めます。ご注文品の製作も進めなくてはなりません。

ご購入を検討してくださった方には、待ち時間が長すぎてご迷惑をお掛けしてしまった方もいらっしゃいます。たかだか週3日、労働時間4時間のバイトでしたが、早朝からの仕事であったため、深夜まで本業をする週末と、早朝勤務の週の中頃という形で挟まるアルバイトは、自分勝手ながら非常に歯がゆいものでした。この時間を製作に充てたい、しかし、それに見合う収入となるかどうか…。好調な現状を維持できれば、木工一本でもなんとかやっていける計算ですが、あくまで見込み数字ですから、消費税増税後の影響で、売り上げが落ちないか心配です。

木工一本に絞っても、現在でも余裕は全くなく、月によっては支払いに苦慮します。都心の貸工場故に賃料もまぁまぁしますし、自分の居住場所は別にあるので、そちらの賃料などの生活費も結構嵩みます。何においても生産額が少なすぎます。完成したモノ自体の市場価値はどうかわかりませんが、少なくともかけている手間に対しての売価が低いことは事実です。しかし、価格はできるだけ高くしないことを当方のポリシーとしていますので、いかにクオリティを維持しながら手間を省けるか、もっと考えたり実験しないといけません。

アルバイトを辞め、これで本当に完全なる木工独立となります。自分の24時間が全て、自分の判断により自分のコントロール下になります。そこで結果が出るか出ないかというよりも、必ず次へつなぐための結果を、新たな挑戦をし続ける強い覚悟があります。個人で仕事をすることの恐怖感やプレッシャー、不安や孤独などは予想以上でしたが、3年目にしてなんとか自分の足で立てるかどうか、ここからが本当の勝負というところであり、全て自分の中に答えがある、どんどん今までの今日までの自分を更新して、新たな次のステージへ進むことが、自分のやらなければならない事であり、可能性への唯一のアプローチ方法だと思います。

頭が働かなくなってきましたので寝ます。それではまた。

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雑記

こんばんは、ご無沙汰しています、堂谷木工です。

夏真っ盛りという感じで、先日撮影した青空に浮かぶちぎれ雲を。

1年ぶりに杉のA4抽斗を製作しています。なかなか進みません。先ほど台輪を組んで、明日からいよいよ抽斗の製作に入りますが、8月最終週までには、数台は完成させないといけない状態です。仕事に追われています。

完成しましたらまた販売先様サイトにて販売開始いたします。

宜しくお願いいたします。

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