営業のお知らせ

昨今、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が世界を苦しめています。当方の業務は4/22現在通常通り営業しております。

今後感染拡大に伴い、流通の停滞や材料の仕入れに影響が及ぶ可能性があります。

大型家具などをご予約のお客様には、当方からご予約の再度確認を行っております。今後の状況により、お客様各位の生活環境の変化などによって、導入予定の変更もあることと思います。

また、日常の生活において感染しないための対策をし、万全の態勢で業務しておりますが、今後当方の感染に至る可能性も考えられます。その際はご予約やご注文のお客様に速やかにご連絡させていただき、第三者への感染の可能性が無くなるまで業務を中止いたします。回復後、ご予約ご注文の継続の有無を確認をさせていただきます。

よろしくお願いいたします。

堂谷木工製作所

ペン立てを再販しました

おはようございます、堂谷木工製作所です。

本来は3月に再販する予定だったのが延び延びに伸び、昨日再販を開始しました。今回は全ての樹種を再販しました。販売先様サイトにてご覧頂けましたら幸いです。

また、ペン立ての製作品紹介ページを更新しました。

それではまた。

先の長い話と実際に長い話

おはよございます、堂谷木工です。

当方、木工品を製作し販売するということを、個人で行っています。自分の仕事、収入の糧ですが、ずーっと温めている夢の為でもあります。

普段製作に没頭している間は、物事を考える余裕が全くなく、ブログ更新する時間も惜しんで入れ込んでいます。時代はワークライフバランスなんて言っていますが、当方はハードワークの片隅に自分のライフが端っこにちょこんと乗っかっている感じです。嵐の間の雲の切れ目のように、製作が一段落した時、今後の事や仕事のアイデアなどを考える余裕が出来ます。その余裕は別の言葉で言うと不安とも呼べます。不安を払拭するために、日々製作に没頭していると言い換えることが出来るかもしれません。正当には自分の仕事は、日々黙々と手を動かすことに他ならないのです。

堂谷木工製作所を名乗って仕事をし始めた頃は、生業として木製品を製作販売することが100%だったと思います。今でも実状は変わらないのですが、この仕事をし始めてからここ最近になって、素材である木の事、地球環境の事などをより意識するようになりました。『環境の事?辛気臭い事言うなよ』という声も聞こえてきそうですが、木工という仕事は、環境の問題や地域経済などの問題とかなり親和性があるといいますか、個人的にはずーっと見ないふりをしてきた問題ではあります。ただ、実際に素材の話となると、当方は国産材料の使用にこだわっていて、実際に入手する材料を見ると、国内の広葉樹の資源量(や、それを扱う人々や仕事)も縮小していることは間違いないと思います。

日本は食料自給率が少ないだけでなく、エネルギー資源も少ない国です。日本は多くの資源や食料を輸入に頼っています。工業製品ですら、生産コストの安い海外で製造したものを輸入しています。一度気候変動や新型肺炎などの地球規模での問題が起こると、日々の自分の暮らしが突然予想すらしなかった場面で機能しなくなるという側面があります。それを危機と捉えるか、万に一度のレアケース(不運)と捉えるか。当方は危機と捉えています。

話を木工という身近なレベルまで戻しますと、素材である木材を国産材料でなんとかしたいと思う率直な理由として、森林豊かなこの国にあって、遠く離れた海外から化石燃料を使って日本まで運んできた材料で木製品を作ることがどう考えても納得できない(受け入れがたい)ことと、国内産材の需要の増加から、林業や日本の森林資源のバランスの回復にならないかと期待(今は期待するだけの受け身)しているという面があります。今当方にできることは、国内産の材料を使って、少しでも魅力のある木製品を喜んで手に取ってもらうことですが、将来的には自分自身が受け身ではなく、率先してそのような問題に挑戦したいという壮大な目標があります。

先にも書きましたように、木工という仕事は、循環社会(環境と経済の両方において)にダイレクトに寄与できる仕事です。木は鉱物資源と違い、その素材がもとは生命であり、木自身の成長において人々の暮らしや地球環境においても重要であり身近な素材であることは、誰もが感じていると思います。

現在の日本では、杉やヒノキなどの針葉樹の資源量は豊富にありますが、家具用材として有用な広葉樹の資源量は少ないです。自生する広葉樹の国内資源量は減少の一途ですが、人の手によって資源として育てていくという取り組みをできないかと、いつも夢見ています。今はまだ『夢』でしかありません。木製品の製造と販売という業務ですら危ういですから、素材の育成という話までたどり着ける気がしませんが、夢をまず文字に起こし、皆様の目に触れさせていただくということで、マボロシで終わらせないようにしたいと思っています。

日本国内の耕作放棄地は年々増えるばかりで、鳥獣による農作物への被害も増えています。自分の知った情報では、耕作放棄地が野生動物にとっての隠れ蓑のような役割になっている話を聞きました。野生動物の話まで広げてしまうと、もう自分ではどうしようもないですが、頭の隅には結構問題意識として根付いています。その耕作放棄地に、広葉樹を植えて資源化できないものかと考えていましたら、もうすでに実証している自治体があるようで、ソースは示せませんが、熊本県で耕作放棄地にセンダンを植樹して家具用材として活用する取り組みを知りました。

実に夢のある話で、環境問題や地域経済の縮小、人口減少問題、耕作放棄地の活用など、諸問題にとってもかなり前向きな結果が得られそうな実例だと思いました。農地法によって放棄地の活用や、農地所有権や農地借り入れの問題など、クリアにしていく問題はありそうですし、何よりも地権者にとって有益なものとならないと、継続してこの先長く循環すべきものにはなり得ないと、素人の自分にもわかります。ただ木工事業者のハシクレとして言えることは、広葉樹の需要は間違いなくあるということと、針葉樹よりも単価が高く販売できるということは言えます。急傾斜の多い日本の山林に比べて、耕作放棄地はもともと農地でしたから、道路網もしっかりしているうえ、傾斜も緩やかです。

耕作放棄地の活用の話を当方がただここで描くだけでは、ただの話のタネでしかないのですが、実際問題、当工房はもう少し広い場所への移転は避けられない問題としてあり、単純に同じ賃料でも地方では広大な物件も借りることが出来ます。将来的には人口減少にある地方に拠点を置き、地元で素材の育成から活用までを、当木工所の仕事として手掛けることが夢であり、道のりの長い目標です。

人に喜んでもらうことは、自分の現在の力量においては、直接製作品を製作販売することしか無いですが、もう一歩も十歩も外側の大きな円で捉えて、人にとって環境にとって良いものを提供することは不可能ではないと考えていますし、しぶとく目標として掲げて活動していこうと思っています。

長話になりましたが、それではまた。

近況など

食器棚の塗装風景

明けましておめでとうございます。もう遅いですか?

こんばんは、堂谷木工です。昨夜から今朝にかけて、突貫の塗装作業を終え、食器棚の塗装が終わりました。ヒドイ作業環境ですが、ここが塗装場になったり撮影スペースになったり、発送作業場になったり商品保管庫になったり、材料もここに一部います。狭すぎる。

画像は2月の新作『食器棚2タイプ』の2台です。2タイプを縦に重ねて大きな食器棚にもできます。試作と言えば試作なのですが、実家で丁度食器棚が入用ということもあり、完成後納品します。この後の仕事がかなり迫っていますので、パパっと完成させたいところですが、案の定完成が1月から2月に伸びてしまいました。これでも恐ろしいほど追い込みして、ここ数日は製作時間が15時間とか12時間とか、異様な状況でした。

自分は何のために木工をしているのか?作りながら使う人の事をいつも考えていますが、最終的には自分との闘いのような感じになっています。仕様を簡略化して製作時間を短くする、仕上げのランクをもう少し落とす。そうすれば製作時間が短くなりますから、価格も下がりますし、当方も楽ですが…。

当方が今更『食器棚』を製作したとしても、もう世の中には食器棚なんて必要以上に存在しています。当方しか考え出せないようなカタチの木製品であれば、当方が発表するのも自然ですが、あえてこの世にありふれたカテゴリの商品を製作することに、いつも挑戦したくなります。だいたい失敗しますけど。ただ、当方ならではの製作品になることは間違いありません。やるからには限られた中で全力で送り出す、その繰り返しであり、その中に反省と更新を交えながら前に進むという…。

年が明けてから、箱ものを立て続けに製作しています。クリ材を使った着色(一部針葉樹使ってますけど)の製作品を模索している最中で、今年はクリ材で生かした製作品をいろいろ考えています。ただ、新作に充てる時間が本当に厳しく、今回も実家で食器棚が必要という条件がたまたま発生したので、スケジュール的に新作を製作することはとてもつらいのですが、そこに挑まないと沈んでしまいますので、無理してでも挑んでいく次第です。

同時に、ご注文の製作や再販の製作をきっちり行い、過去の製作品の仕様の変更などもしっかり行っていきたいです。ハンガーラックなども今春から新しい仕様に変えていくつもりです。

食器棚は完成しましたらまた正式にアップします。非常に更新頻度が低くなっていますが、本年も何卒よろしくお願いいたします。

1月の新作

お客様からのご注文で、上のような細キャビネットを製作した。丁度当方で食器棚やカップボードを考案していた時期だったので、お客様のご注文の製作と製作品発表を兼ねて製作した。

素材は国産クリ材、顔料を調合してオイルに混ぜて塗布し、上から表面保護とツヤ感を増すために、市販のブラウン食ワックスを塗布して仕上げた。

サイズは幅や高さはしっくり来るが、奥行をもう少し欲しいところだったが、お客様のご要望でこのサイズとなった。あと50ミリほどあれば、もう少し安定性が出ると思う。

建具(特にガラス建具)は、ガラスをどのように保持するか検討し、ケンドンで寄せて隙間に細いパッキンを入れ、押さえ縁で裏から固定している。平丁番の建具で観音開き。精度がモノをいう…。建具の取り付け調整が一番嫌いな仕事である。建具本体の組み立て時に微細なネジレが出たようで、左右の扉を閉めたときに若干バチっていたのはショックだった。マグネットキャッチと扉の戸当たりを設置し、ガラス板を入れたら許せる範囲になったので良しとした。当方、スライド丁番は意地でも使わない(スライドレールも使わない)ことを通しているので、建具の取り付けは毎回ため息ばっかり。

外観がレトロすぎるというか、オシャレ感が全くないのはどうしようもない。しかし、当方はこの佇まいが凄く好きなのだが、お客さまにはちょっと期待外れだったかなって思う。以前小棚を購入してくださったその方は、ウレタン塗装の小棚を購入頂いたのだが、そのイメージ(特に質感)のイメージが強かったと思うので、素材感丸出しのオイル仕上げはパッと見た感じの光の反射が無いので、印象が薄く、しかも当方の昭和感が滲み出てしまったところは、反省というかどうしようもないが、塗装方法などはもう少し光沢を持たせた方が良かったかと思う。今後はラッカー塗装も検討している。

また正式に製作品のページに掲載する予定です。販売先サイト様には商品として掲載を開始いたしました。取り急ぎ完成報告でした。

2019年総括

こんにちは、堂谷木工製作所です。今日で2019年も終わりです。2010年代も終わり、来年からは2020年代です。と言っても、毎日特に気持ちに変化はありません、ただひたすら仕事します。

今日で仕事納めしました。大掃除もせず、フツーにテーブルの蟻桟送りと蟻フタなどをしました。画像はブナ材テーブル天板です。材料屋さんがいつも気を利かせてくれて、1枚だけ幅広の板を送ってくれましたので、それを基準に板ハギして製作しました。縮み杢が出ていて、美しいです。ブナ材でスツールなど作ろうかなとか思っています。灰白色が自分好みです。オイル塗装すると白系の樹種は魅力が半減すると思っていて、(黄ばみっぽくみえるので。)今回は白木保護塗料を採用しようかと考えていて、施主さんと相談中です。

2019年は内容を充実できた年でした。今月は過去最高の売上となり、着実に足跡を残しつつあります。計画性を持って仕事をすることも出来てきました。ご注文と再販の製作をバランスを取りつつ、新作を入れ込んでいくことが、なんとなくできつつあります。ただ、毎月新作を出せるような時間的余裕はなくなってしまいました。開業後半年は、『何作ろうかな~』なんてお気楽な部分もありましたが、今は毎日確実に仕事をこなしていかないと回りません。

製作時間をこれ以上はあまり増やせないところまで来ていますが、製作するアイテムを計画的に実行したり、木取りをまとめて行うなど、効率的に回せばまだ生産は伸ばせると思います。それも頭打ちになったのなら、またその時に考えます。

最後になりましたが、本年は誠にお世話になりました。お求め頂きました方、ご依頼くださいました方、ご検討下さいました方、まさに支えられて今年を終えることが出来ました。来年は確実に、もっとパワーアップできると確信しています。より堂谷木工らしい木製品をお届けできるように、さらに努力いたします。

来年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます。               

堂谷木工製作所

再販しました

A5引き出し 使用シーン

おはようございます、堂谷木工製作所です。

今年ももうすぐ終わりです、12月に机上小物系2点を再製作しました。いずれもご予約頂いておりましたが、長らく品切れ状態でした。iichiさま、Creemaさま、minneさまの当方のショップ内で販売しています。

商品の画像を工房の2階で撮影するのですが、開業当初は白背景紙と照明で撮影していました。小物の撮影はそれでも良かったのですが、家具ぐらいの大きさになると、引きで撮影するには狭すぎて上手く撮影できないなどの問題や、照明の当て方や器具自体を厳選する必要があり、ほぼ断念しました。最近は自然光+補助で照明を当てて撮影しています。採光が西の窓で、撮影時間はだいたい午後になります。春~秋は太陽光の角度が良いので、時間帯によって上手く撮影できるのですが、冬は日がかなり南に傾斜していて、なんだか上手く撮影できません。今回の抽斗の撮影も、2回ほどやり直ししましたが、どうも納得できるものではないので、またチャンスを伺って再トライする必要があります。撮影と販売サイトの画像の差替えなどの作業で結構時間がかかりますし、塗装が乾いたらだいたいその翌日は撮影日なんですが、あいにくの曇天や雨天などになると、もうお手上げです。モニター上の商品の印象がかなり重要ですので、撮影には神経を使いますが、満足できる結果はなかなか得られません。

ヒドイ画像でも、出さないよりはマシですので、一日でも早くネットショップに在庫を上げたい時などは、そのまま出しますが、販売先様の運営の方もご覧頂く際に、特集などでピックアップしてくださるのはやはり画像の見栄えなので、撮影環境や撮影の工夫、基材の充実などはまだまだ課題が満載です。ヒドイ画像でもご購入してくださる寛容なお客様に救われております(汗)。それでもお届けするモノ自体は『画像よりもステキ』というご意見を頂戴しますので、まだ良しとするところでしょうか。

長期間の品切れを一気に挽回すべく、1回の製作台数を多めに製作することをこの半年ほどで挑戦しました。と言っても個人で製作できる台数なんて知れていますが、少しずつ在庫を増やしている効果が出始めてきました。昔、書店員をしていたころに『売れ筋は旬のものだから品切れにしない、品切れになる前に即補充をかける』という教えは、教訓としてはわかっていても実際製作が追っつかないなどの製作と販売の両者を担当するとなると、なかなかむずかしいなぁと思います。半期や3か月毎に生産計画をもっと綿密に立ててそれをきちんと期日内に実行できる能力も必要です。当たり前ですが、自分の処理速度を自分で把握していないと駄目です。再製作を3回ほど行うと、一応の作業時間の基準が出来ますが、新作第一号などははっきり言って試作ですので、製作時間がすごくかかったり、逆に1台だけの製作でササっと作ってしまい、いざ量産となると1台ではさして苦労なくできた加工が、しっかり治具を用意して製作しないと場当たり的な加工になって時間がめちゃくちゃかかるなどの場合もあります。

新作でも3~5回再製作して、はじめて適正な製作時間と価格が決まったりしますので、単発のオーダー品などは利益がほとんど残りません。お客様にお見積もりの段階で結構絞ったお値段でお見積もりを出すので、あとあと泣きを見る事が多いです。まだまだ勉強が必要です。まぁ高すぎる見積もりを出して、実際の価格よりも過剰に請求するようなことは一切ございません。(ここでは証明もできませんが、ホントに無いです。)商売に関してはド素人です。そりゃあ運営も苦しいはずです。

そして、販売にあまり前向きでないアイテムなのですが、ペン立ての姉妹品の小物入れも販売先様にアップしました。ペン立ての二番煎じみたいであまりまえむきではないのですが、ペン立ての上部を切って丈を短くして小物入れにした、という構想の小物入れです。ただ、製作に関してはペン立てと全く同じ工程をしますので、本当は価格差がほとんど出ないところなんですが、お客様視点で考えると、『なんでこんな小さい小物入れがペン立てとほぼ価格が変わらないのは…』と思われると思い、価格面でも利益を圧縮して販売としました。ただ、モノとしては単純に可愛らしいと思います。机上にあると何かと輪ゴムやクリップ類などをとりあえず投げ込めます。(実際試作品は当方のデスク上でそのような使用をされています。)実用重視の製作品が多い当方のラインナップの中にあって、結構ユルい設定のアイテムです。

ということで、まだ年末まで製作の山をあと3つほど越えなければなりません。一つの製作品が完成すると、結構気が抜けます。再起動するまでがなかなか大変です。また新たに完成しましたら記事更新します。

それでは、また。

近況など

こんにちは、堂谷木工製作所です。

今朝までペン立ての塗装をしていまして、明日には出品できそうです。工房開業して間なしに新作として手掛けた製作品は、とにかく作りが細かくて厄介です。自分で設計しておきながらブツクサ言いながら製作していました。前回よりも作業時間は減少していますが、前回初めて製作したときに、利益をほとんど削って価格を抑えていたので、今回製作分から500円/1台程度値上げしないと割に合いません。開業当時はとにかく価格を抑えることばかり考えていたので、再製作する度に、製作台数を増やして1台当たりの時間を減らし、治具の改良や工法を見直して時短できてもまだ割に合わない…というアイテムがまだあります。ペン立てもその一つです。手の込んだ仕事をすることが良い仕事ではいのですが、手を掛ければそれだけ製作品としての重みは出ます。ペン立てをはじめに構想した時、ただの四角い箱ではなく、この世に存在しないような構造を取り入れようと意気込んでいました。その心意気は確かに必要ですが、最近は現実を認識しながらその辺をバランスを取れるようになってきました。

まだまだつくりたいものは山ほどあり、アイデアだけイラストにしたものが無数にその辺に転がっています。なんとも贅沢な仕事です、自分の頭の中のイメージを実際に形にすることが出来、それを気に入って頂いたお客様に買っていただけるという、こんな幸せな仕事をさせていただけるのは贅沢です。

今年は最後にご注文の特注折り畳み棚を完成させて仕事納めになりそうです。来年は年明け早々に細長い食器棚のご注文と細テーブルのご注文に着手し、実家の食器棚の製作を同時に進行、長らく品切れの小さな戸棚などを入れていこうと思います。レトロ系家具をようやく作れそうです。今年6月から新作らしい新作を全く出せませんでした。掛け持ちのアルバイトを少々長くやりすぎた感じがあり、その間にすべき新作の発表や再製作が後手後手にまわり、今月になってようやく再製作ラッシュの長いトンネルの出口が見えてきました。

製作に投入できる時間は、一月単位ですでに頭打ちです。一日の中でも結構限界に近く、これ以上は寝る間を削って仕事するしかない、みたいな状況になりかねません。寝るの大好きな自分にとっては厳しいです。身体が資本とよく言いますが、自営業者はホントにそうです。ケガや病気には最新の注意が必要です。一月に製作できる金額ベースで考えても、もう少しは伸ばせそうですが、自分の今の単価ではこれ以上は厳しそうです。ここで目からウロコの大幅な生産増はあり得ませんから、一つ一つの作業効率などを見直すなどの地道な方法しかなさそうです。例えば部材の荒木取り(製作するアイテムに必要な材料を、板材から取り出す作業)などは、仕入れる部材の厚みや、材料屋さんの木取りサービスを利用するなども検討できそうです。単純なくり抜き作業や同一の形状の成形などは、外注で加工してもらうこともできますが、まだ決心がつきません。外注ロット数などの兼ね合いや、もちろん外注加工費の問題もあります。ただ最近思うことは、一人ぼっちで切り盛りする以上、少々外注加工費が増えても自分の時間を捻出する事の方が大事な気がします。まぁ今は、金銭的理由で自分自身でなんとかするしかないことの方が多いですから、まだまだ発展途上です。

しかしやはり、つくるモノはじっくりと熟考して設計し、良材を投入してしっかりと手を掛けて作り上げることは当工房の当工房たる部分ですので、お客様を裏切らない『買って良かった』と思っていただけるモノを送り出し続けることが使命です。儲けを追求するのなら、今やっていることは全てキッパリ切り捨てて出直した方が良いでしょう。当方にとってはそんなことよりも、確実に自分の道を踏み固めていく事以外に興味はありません。今年はおかげさまで昨年よりも大幅に飛躍しました。昨年の今ごろは休業すら検討していましたから。ただ、まだ危険水域を脱しません。『来月の支払いがコレ…どうすんの?』という時もまだありますので、来年は安定してコンスタントに結果を積み重ねることのできるようにしたいです。

ペン立てを出品したらまた更新いたします。それでは、また。

ようやく完成

おはようございます、堂谷木工製作所です。丸一月かかってしまいましたが、A5サイズの小引き出しが完成しました。今日の夜にも出品できそうです。今回は合計24台の製作で、後半相当追い込みました。何としてでも今月中に完成させたかったのです。

24台と数だけ聞くとまぁそれ相当の数ですが、塗装し終わって引き出しを入れると一台一台個性が出ます。精度は過去最高の出来、引き出しの機能としては過去最高ですが、量産するとなると材料を吟味して製作するということもなかなか出来ないので、キッツイ木目やなぁ、とか言いながらもなんとかモノにします。製作品という言葉を当方は使っていますが、製品であり作品の要素も含むこの製作品という言葉がしっくりくるのです。

特段何の変哲もない形ですが、当方の製作品の中では一番の人気アイテムです。どんなシーンでも適応できそうなオーソドックスな形というものが良いようです。今回は特に人気の高いヤマザクラを集中投下、4台だけヒメコマツで製作しました。ヒメコマツが今回は素敵な仕上がりです、木目も品があり、色合いも良い。ただ、乾燥目的で長期保管していたらキクイムシに侵入され、最も良い木目の部分の多くを失いました。腹が立ちますが、まぁ彼らも生きるのに必死ですから。穴の末端でカラッカラのミイラになって発見されました。幼虫の状態で干からびていたので、何らかの原因で死んだようです。天然乾燥しかしていない材料だったので、こういう材料はキクイムシが卵を産んでいる可能性があります。特に樹皮が付いたままのものは要注意です。樹皮付きの材はすぐに樹皮を剥いで保管すべきでした。

出品しましたらまた更新します。それでは、また。

再販情報

10/24、上の画像の2点スツールの再販を行いました。複数台製作いたしました。詳細は販売先様サイトにてご確認くださいませ。

前回よりも少し上手に製作できた気がします。製作時間も少し短縮できました。この2台は形こそ違えど、基本的な構造は同じで、姉妹と言えます。いつも製作する時は姉妹一緒に製作しているのですが、製作台数が増えてくると、どちらか一方ずつ集中して製作した方がもっと効率は良くなるようです。ただ、保管スペースが貧弱ですので、今回5台ずつほど製作しましたが、二桁一気に製作するとなると、少し決断が要ります。どれぐらいの期間で売切れるかにもよって、次回の製作台数の様子を探ります。

2019年の秋は、再販に注力しています。11月にはA5サイズの引き出しの再版を決めています。狭い工房内で、製作台数が増えると効率が悪くなる傾向にあります。仕掛品を逃がす場所がないため、いちいち場所を確保しながらの作業になりますので、一度に沢山製作できない制約もあります。しかしながら、精神衛生的にも、一桁ぐらいの製作台数を基本にした方が良いかもしれません。あまりに一度に多く製作すると、一月以上まるまる同じ製作品を手掛けることになり、苦しい&ツライ、突発的な事象に対応できなくなる可能性がある、逆に製作効率が落ちる可能性もあります。

あーだこーだブツブツ言いながら日々黙々と製作しています。これだけは言えますが、一個一個、クソ真面目に製作しています。ご購入頂いた方のお宅で使用される姿なんかを想像しながら。

それでは、また。