展示会情報

長らく沈黙しておりました堂谷木工です。表題の通り、展示会に向けた制作に励んでおりました。以下詳細です。

2018年5/16~5/21まで

梅田大丸さま15階での作家合同展です。当方は極めて微力ながら出展します。しかしながら現状での全力で挑みました。

ご興味ございましたらぜひお越しくださいませ。

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春の訪れに追い立てられて

こんばんは、堂谷木工です。

数日前から、作りたいものを煮詰めているんですけど、思考が煮詰まるばっかりで、具体的なアイデアが何一つまとまりません。期日が迫ってきて、焦っているんですけど、昨年末から新年を迎えたあたりに作った木工品が数点あるんですけど、明らかに血迷っている感じで、撮影してみたもののそれすら見るのも嫌です。

『売らなきゃいけないんだ、作らなきゃいけないんだ』という思考とは全く関係のない場所に、きっと答えが埋まっていると思うんですけど、展示会という節目が、ただ『焦りの源』のようになっており、自分を解放した先に作れるようなもののアイデアが全く出ず、今しがた図面も削除してしまいました。 振り出しに戻る暇はないのですが、はっきり言って、納得のできないものを生み出して資源を無駄にできるような余力は全くないので(時間的資源が最も乏しい、お金もですけど)、もっと自然になんかこう、浮きだしてくるようなイメージをなんとか取り戻したいんですけどね。木工独立で食うことの恐ろしさを最近身にしみて感じます。

それは、エンドロールを見る怖さではなく、『走り続けなくてはいけない』恐怖感の方がはるかに強いのです。それでも木工を仕事にすることは、二度とない自分の人生の中の、最もやるべきことで刺激的な事ですから。『走り続ける恐怖』と言いますが、その機会に恵まれた自分は幸せであることは間違いないのですが、目の前の現実に大義を忘れがちになる自分の小ささとか笑えますけど。

思考先行や無理やりで製作品を作ろうとしてますからね、ダメなんですよ。強烈な『作りたい欲求や衝動』が、毎日みなぎっているはずだと、独立前は考えてましたけど、始まってみたら、集中力のオンオフの切り替えの早さとかメリハリ、勢いやタイミング、そういうものを敏感に感じて瞬時に行動に移せる機動力がもっと必要だと感じます。今はそうですね、発車間際でギリギリ飛び乗る感じですね。ジャケットの裾が実はドアに挟まっているんですけどね。

ん~どうしましょう。

それでは、また。

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製作品ー小抽斗のページを更新しました

すっかり暖かくなってきました。こんにちは、堂谷木工です。

確定申告を済ませ、また一つ肩の荷が降りましたが、5月の展示会の作品制作にいよいよ本腰を入れたいと思っています。

その前に、お客様からドリッパースタンドのご注文を受けておりましたので、それを製作しておりました。

先日完成し、お送りさせていただきました。そのドリッパースタンドを掲載しましたので、よろしければご覧くださいませ。

製作品詳細は、minnecreemaiichiの方で詳しく掲載しております。

それでは、失礼します。

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2月総括

春の嵐が迫っていますね、こんばんは。堂谷木工です。

2月は月の大半を、工房の改装や片付けに費やしてしまい、おかげで制作がほぼできず、そのかわり、開業以来活用がなかなかできなかった2階部分を、本格的に撮影などのスペースとして使用できるようになり、2階へ上がる階段の、1階の入り口開口が狭くて大型の家具などが2階へ上げられなかった問題を、開口を広げる工事を行って解消しました。

20日間ぐらい、改装と片付けに費やしましたが、時間はかかりましたが、改装には解体で出た部材を再利用するなどして、かなり低コストで行えました。

現状の最大の課題はとにかく、生産力を向上させなければどうしようもありません。

5月に展示会を控えているため、2月に思い切って時間をかけて改装に尽力したのは、時期的にそこしかなかった、というような感じです。

とまぁ、当方の近況ほど無意味なのものありませんが、そういえば堂谷木工=堂谷孤空の画像を載せていなかったなと思い、作業風景の画像を撮影する必要があったので、撮影したものを載せておきます。

画像を載せたからどうこう言うものでもないですが、この人間が一人ぼっちで考えて手を動かし、作って売っています。それはとても微力であり、物質文明の恩恵極まれる現代において、このような男が木工品を作って世に出す事自体がそもそも、無駄な事なにかもしれません。

だからこそ、自分だけができる木工を目指して手を動かす、手間をかけて生み出すということをしないといけないのだと思います。いや、そう思いたいです。

それでは、失礼します。

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Creema Craft Party 2018を終えて

こんばんは、堂谷木工です。

1/20昨日と1/21の今日、Creema Craft Party 2018に出店し、

多くの皆様のお声と反応を拝見し、

自分の営業力の無さ、提案力の無さ、人見知り…。自分の作品を販売しているはずなのに、何を言葉として出していいのかがわからない…。

制作時の苦労やこだわり、提案とかも、人によって求めているものは違うであろうことはわかるのですが、

ブースを見に来ていただいた方に、何か投げかけるべき言葉一つも出てこない場面もありました。

本当に申し訳ない気持ちと、作品群の力量不足、ピントのズレ、

とても勉強になりました、そして、クラフトイベントで毎回出されていらっしゃる作家さんの、

パワフルさと営業力に、完敗でした。自分で作って売っていくこと、

それを自らの手で行うことの大変さを、自分の経験として初めて知りました。

と同時に、「また挑戦したい!」と思っています。

 

お声をかけてくださった方々、また、興味を持ってくださった方々、

本当にありがとうございました。もっと勉強して、

もっと良いものを発信できるように頑張ります。

またお会いできることを楽しみに…。

ご期待に沿えず、申し訳ございませんでした。

いろいろ学ばせていただきました。本当に、ありがとうございました。

 

堂谷孤空

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2018年の始まり

新年あけまして、おめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

堂谷木工です。

 

当工房は、1月4日より営業です。

本年は、堂谷木工としては、制作点数を増やし、

家具を積極的に制作していこう!と考えております。

また、少ないですが、イベントや展示会などでの販売も予定しており、

また告知させていただければと思います。

 

とはいえ、まだまだまだまだ模索が続きます。

模索に時間と資源を惜しみなく費やすことが出来るほど、世の中甘くありませんが、

限りあるというか、カツカツのそれらをなんとか駆使して、

皆さまに面白い製作品をご覧いただけるようにまい進する所存です。

 

それでは本年も、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

堂谷木工製作所 堂谷孤空

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2017年総括

今日で2017年も終わります。

個人的には、怒涛の年でした。強烈な一年でした、一生忘れないでしょう、鮮烈な記憶として映像が脳裏に浮かびます。

こんにちは、相変わらずの堂谷木工です。

 

本年は大変お世話になりました。

あっという間の一年間、これだけ濃い一年間を過ごしたのは初めてだったような気がします。気が付けば12月31日になっていました。

本日納品の仕事を終えて、今年の仕事を終えました。

軌道に乗っているとは決して言えない状況ですが、なんとなく道筋は見えてきた気もします。

来年はもっと実績を積み重ねていくことに重点を置き、可能性の幅を広げていきたいですね。

リスクがあっても、窮地に陥っても、なんとかそこから次につながる結果になるような行動をすることを戒めとして、

来年もどうぞ、堂谷木工製作所をよろしくお願い申し上げます。

本年は、誠にありがとうございました。

 

堂谷木工製作所 堂谷孤空

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ハンドメイドクラフトサイトで売るということ

どうも。堂谷木工です。

当方、ハンドメイドのクラフトサイトを軸に、販売をやっていこうと思っています。

玉石混交、よく言われますよね、ハンクラサイトって。

「そんな場所で売るのはプロじゃない」

「ハンクラサイトはアマチュアが小遣い稼ぎに売る場所だ」

なんて声があるのも知っています。盗作まがいのものや粗悪なものまであることも、

マトモに製作品を送ってこない製作者もいるそうですし、

何よりもノークレーム、ノーリターンなんてのを堂々と謳っていらっしゃる出品者さんも。

 

趣味の延長だろうが、プロだろうが、

販売でお金を得る以上はプロです。その自覚を当然持つべきで、

不勉強や技術不足、経験不足は当然否めないのですが、

自分が精一杯、その製作品を手にしてもらう人に、誠実に対応できるかどうか。

それは技術とかそういう問題ではなく、覚悟の問題なんでしょう。

 

ただ単に僕がハンクラサイトで売っていこうと思ったのは、

掛け率が低い事と、販売にかかる時間や手間を省けること、

お客さまが、多様な決済方法が選べること。

ネットで木工品は売れないという一般論に歯向かいたいと思ったことです。

お客さんを選んで売るような商売に対する、明確な反骨です。

まぁ、敗れ去るのがオチかもしれませんが、だったら威風堂々と敗れ去りたいですね。当然、勝ちたいと思って勝負するわけですけれども。

 

現状、ぶっちゃけて書きますが、経済的には相当苦しいです。

しかしながら、ここで根を張れそうな兆しも少しずつ見えてきました、

覚悟はあります、技術やアイデアも少しあります。

作る場所も道具もあります。お金と時間という資源が乏しいですが、

少しずつ進んでいるという実感と、お客さんの喜んでくれた声、

やった者にしかわからない充実感があります。いろんな意味で止められません、止まりません。

 

戦っていこうと思います。

 

それでは、また。

 

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製作品を更新しました

日付ももうすぐ変わって、クリスマスイヴになりそうです。僕には何も変わりない事ですけど。

こんばんは、堂谷木工です。

すでに販売済みで、在庫の無いものもあるのですが、先月から今月にかけての新作を載せておきます。

イの一番でこのウェブサイトに載せるべきなのですが、どうしても販売サイトの方に先にアップしてしまいます。

だいたい一月に2点以上出品しております。非常に遅いペースで、生産能力を上げないといけないのですが、いろいろ諸事情ありまして…。

目下、生産高と売上高を向上させていくことが必要です。

『次につなげるために作り、売る』のです。そのお金を次に費やしているのです。焼け石に水のような収入ですが。

もうすぐ12月も終わりますね、今年が終わってしまいます。

今年は実に濃い一年でした、しかし、結構自分のやりたいことを盛り込めた一年で、

実際に少しづつご購入もしていただけたり、改装のお仕事(大工さんから見ればオママゴトですが)、そんなお仕事も頂けたりで、

先月はお先真っ暗で非常に心細く、陰鬱でしたが、少しずつ、明るくなってくる、のかな?冬至を過ぎて、日がまた長くなるように、

寒い冬が過ぎて柔らかな風が春を運んでくるように、

来年は根を張って葉を茂らせ、しっかり地に根差して成長することが出来るようにしたいです。

でも、まだ今年は終わってないですからね。このラスト1週間にも、やるべきことをしっかり積み重ねていきたいと思います。

それでは、また。

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当工房の方向性について

立て続けに投稿します、こんばんは。堂谷木工です。

季節が巡って、すっかり寒くなりましたね。

変わらないのは自分自身だけか…とか思います。

 

2017年7月に開業した堂谷木工製作所ですが、

本年中は製作品においても、また、活動においても実験段階で、

手探りや試行錯誤といった状態でした。

 

当方の製作品展開ですが、

基本的にはオンライン上での販売をメインと考えています。

木工品や家具をインターネット上で販売することは難しく、また、

手に触れていただかないと伝わらない部分も多いので、

かなり厳しい部分はあるのですが、

その分、アフターフォローやサービスを充実させることと、

なるべく製作品についての詳細を、

あらゆるツールを駆使してお伝えすることで、

なんとかバックアップしようと考えております。

無理だろう、ではなく、やってみよう。それが当工房のポリシーです。

 

製作品の方向性につきましては、

当初からいろんな方向性を考えてきましたが、

正直なところ、かなり迷っておりました。

現在でもまだあやふやな部分もあるのですが、

大まかにナラやカエデなどの広葉樹を使った製作品と、

ヒノキやスギなどの針葉樹を使った製作品を、

それぞれの材料の特色を生かして、別々のラインナップを考えています。

また、塗装についても、その製作品に求められる塗装方法を選び、

さまざまな塗装方法を選択しようと思っています。

 

できるだけ安価に提供したいという思いは、いつも考えます。

それはきれいごとではなく、正直なところ、高価格では売れないのです。

「これだけ手間をかけたんだからこの価格になるんですよ」ということを、

本来は理解してもらえるようにすることが、

モノづくりを生業とする個人にとって、

未来を明るくすることだと思いますが、

安価な工業製品にあふれる現代において、

個人作家が正面向いて作った製作品における価格を見た時、

荒唐無稽な価格にさえ映ることがあります。

当方としましては、当然ながら、

製作品における付加価値を高めて販売することと、同時に、

制作における工期を短縮し、コストを下げる努力はいつも試みるのですが、

「やはり強度のあるこの制作方法を採用したい」と、

安易に妥協できない部分があり、それらが積み重なって、

製作コストが増大してしまうという状況に陥っています。

しかしながら、

「強度とか意匠とか特に興味が無い」「必要最低限で良い」と、

実際求められているクオリティに対して、

「だったら手間をかけずに安直な方法で制作できるし、

価格も下げられるじゃないか」と、

単純に喜んでそうすることができない自分自身があり、

「本来であればこれだけのクオリティが無いとダメだ」と考えてしまう、

その自分の思いと求められるクオリティや価格帯との均衡点、

僕には難しいですね。

そもそも、個人でモノを作る人が生み出す一品ものというのは、

高級品になってしまうのだと、そうは望まないのですが、

実態はそうなっている、当工房のジレンマです。

 

究極の目標は、「個人で作っている人からモノを買う」という選択肢が、

一つの当たり前の選択肢になるような時代になればと強く思うと同時に、

その製作品に対する責任を、

誰でもない製作者自身がきちんと負うということを、

今一度肝に銘じて、

「しっかりとしたものを提供する」ことを軸にやっていこうと思います。

それは、私自身だけでなく、個人でモノを作ってそれを生業とする人たちの、

未来に跳ね返ってくることになるからです。

 

それでは、失礼します。

 

 

 

 

 

 

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