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今日も一日お疲れ様でした

綺麗な夕焼けでした今日は。

こんばんは、堂谷木工です。暑すぎる7月、初夏という言葉をすっ飛ばして、夏本番が来ています。昨日今日は湿度が結構低くて、暑くても比較的過ごしやすいです。

A4サイズの多段引き出しを6台制作中です。6台分ともなれば、結構なボリューム感の部材たち。ここから形になっていくんです。二坪(板材の入数単位。長さ1.8mで幅180ミリの板材ならば、10枚入っている。ずらっと並べれば、1.8×1.8メートルの一坪になる)で6,000円の破格値です。製材兼材木店でお気に入りの、かなりローカルで昭和な事業所を発見したので、そこに買いに行きました。身が締まっていて、白太でも硬く(冬目がしっかりしていて目が細かい)ものでした。主に京都から大阪北部産出だとか。芯持ち、入り皮やデカイ節の入ったものが一坪の中に1枚は絶対入っているという、お決まりのような感じですが、モノは良いです。店主の材木好きは見て取れたので、そこが一番いいですね。

『お、注文でも入ったのですね?』

いいえ。全く。7月中にアップしたいのですが、8月にずれ込むかもしれません。材料は杉です。高さが300ミリほどの汎用の小抽斗で、工房内は杉の良い香りが充満しています。桧より杉の方が美しいと僕は思います。桧は優等生すぎるんです、もちろん、木目がいじれた桧もあるんでしょうけど、一般的なものは優美なイメージです。杉は個々のクセが強く、源平(赤白)のコントラストも面白いですが、木目が最高に面白いと思います。着色塗装にも映えます。

最近は針葉樹ばっかり使っています。硬い広葉樹を使って、キッチリ緻密でエッジの利いた木製品を作るのが苦手になってきました。と言っても針葉樹だろうが広葉樹だろうが、キッチリした仕事は当然目指すところです。

国産広葉樹を欲しい時に安定的に仕入れることがなかなか難しいんです。岐阜の高山や、北海道にはまだ流通はあるのですが、出荷量や品質は、20年前より明らかに落ちていると思います。かと言って、輸入広葉樹を使いたいと思いません。輸入木材は、安定した品質と豊富な商品群で、確かに輸入材を使いたいと思うのも事実ですが、何か自分でその一線を越えたくないと思っています。最近は針葉樹を使うのが楽しくて針葉樹ばっかりですが、(入手しやすく価格も安い、面白いという3点セット的な魅力がある)、自分の作っていきたい、『大衆に普及した、昭和の職人の手作りによる量産家具』へのオマージュ的な、そういう表現には、一般的な品質の針葉樹が似合います。

ん~頭があまり働いてないなこりゃ。

明日も早いのでもう寝ます。

それでは、また。

 

 

 

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